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【社会】「拒否3回以上」667件 妊婦の救急搬送受け入れ2007年10月26日 09時38分 2006年に救急隊が妊婦を搬送しようとして医療機関から3回以上受け入れを拒否されたケースが30都道府県で667件あったことが26日、総務省消防庁の調査で明らかになった。 このうち拒否回数が10回以上は、東京の26回を筆頭に計45件。受け入れ先が決まるまで現場で救急車が30分以上待機した事例が1012件もあり、最長は東京の2時間半以上のケースだった。 消防庁と厚生労働省は再発防止策として医療機関側が消防にベッドの空き状況などを情報提供する「救急医療情報システム」の改善を検討する。 8月に病院から拒否された揚げ句、奈良県の妊婦が死産した問題を受け、都道府県を通じて医療機関への照会件数や拒否理由などを調査、妊婦の全搬送件数に占める3回以上拒否の割合は増加傾向にあることも判明した。未集計の消防本部も多く、実際の拒否件数はさらに増えるとみられる。 (共同)
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