宮古市の熊坂義裕市長ら宮古広域圏5市町村の首長らは25日、国の緊急臨時的医師派遣制度に伴って県立宮古病院に派遣されている循環器医師の長期継続派遣を厚生労働省に要望した。
宮古医療圏の中核医療機関である宮古病院では循環器医師の異動や退職で常勤医が7月に不在となった。このため同制度に基づき、8月から週5日・3カ月間と、週1日・6カ月間の予定で勤務医2人の派遣を受けた。
この派遣により外来診療はできないものの、救急患者への対応が可能となるなど休診は免れた。しかし、両勤務医は11月30日と12月25日を最後に派遣が打ち切られるという。【鬼山親芳】
毎日新聞 2007年10月26日