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光化門地下歩道、天井が20センチ沈下=文化日報

 世宗路・光化門大通りを貫くソウルの代表的な地下道である「光化門地下歩道」が、激しい亀裂で緊急の補修が必要であることが明らかになった。ソウル市はH型鋼材で一部を補強した上で使用を強行しているが、大型事故の危険が残っていることから対策が急がれている。

 文化日報は25日付で、国会建設交通委員会でソウル市が野党ハンナラ党のホ・チョン議員(江原道春川選出)に提出した国政監査資料を引用し、「韓国施設安全技術工団が2004年、光化門地下歩道のリモデリングに先立ち精密安全診断を行った結果、天井に大きな亀裂が生じており天井が20センチほど沈下していることから、直ちに補強または改築が必要とされるE等級判定を受けた」と報じた。

 同紙は「ソウル市はH型鋼材で一部を補強して現在も使用しているが、崩壊などの大型事故の危険が常につきまとっているのが実情」「天井が落ち込む状況も目に見えてが明らかになりつつある」と指摘した。地下歩道の天井の高さは2.8メートルから3.7メートルを確保しなければならないが、現在最も高い地点でも2.3メートルだ。このような状況にもかかわらず、地下歩道は昨年末から市民の歩行空間やギャラリーなどとして活用されている。

 ホ議員はインタビューで、「現在は世宗路に歩道橋ができているので地下歩道を閉鎖して全面的な補強か改築を行うことも可能だが、今も何らの安全対策も立てられていない」として後進国型の大型事故が発生する可能性を指摘している。

 1996年10月にソウル鐘路区世宗路下に完成した光化門地下歩道は、交差路もあることから韓国を代表する地下道とされている。また韓国最大の書店の1つに数えられる教保文庫や地下鉄5号線光化門駅ともつながっている。

チョソン・ドットコム/朝鮮日報JNS
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