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犯罪被害者白書に手記 光市・母子殺害の本村さん

10月26日9時48分配信 産経新聞


 内閣府は26日、政府の犯罪被害者支援の実施状況をまとめた平成19年版「犯罪被害者白書」を発表した。白書には、11年に山口県光市で当時18歳の少年に妻子を殺害された本村洋さんが「遺族の思い」と題して手記を寄せ、犯罪被害者への支援策の充実を求めた。
 本村さんは、手記の中で結婚や長女が誕生したころの幸せな日々や妻の遺体を発見したときの生々しい様子をつづっている。裁判の経過にも詳しく触れ、義母に強姦の事実を告げたときに「娘は二度殺されました」と言われたことや、死刑判決が出なければ「命を持って、抗議しよう」と遺書も書いていたことなども明かした。
 また、「被害者がその心の傷を吐露できる場と、その気持ちを受け止めてあげる人が必要」と、福祉や医療、法律など専門的な知識を持つ専門家や犯罪被害者支援団体、地方自治体などが連携していく体制の整備を訴えている。
 一方、内閣府は「犯罪被害者等給付金」の最高額(障害給付金約1800万円)を自賠責(重度後遺障害4000万円)に近づける方向で検討。都道府県や政令指定都市には、犯罪被害者の相談窓口を設けるように要請、今月1日現在、27道府県と浜松市に設置された。
 同白書は、17年12月に閣議決定された「犯罪被害者等基本計画」に基づく258項目の被害者対策について、どの程度実施されているかをまとめ、昨年から発行されている。

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最終更新:10月26日9時48分

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