園児熱射病死の保育園が廃止届提出 北九州市が受理2007年10月24日13時01分 7月に送迎用ワゴン車内に放置された園児(当時2)が熱射病とみられる症状で死亡した北九州市小倉北区の私立中井保育園が24日午後、市に園の廃止届を出し、受理された。園の運営会社代表でもある北村寿和園長(31)は朝日新聞の取材に対して保育事業から撤退する方針を明らかにし、「事故の責任を感じている。園のお客さんにも申し訳ない思いでいっぱいだ」と話した。 園は事故後、保育を中止していたが、今月15日の賃貸契約切れに合わせて入居していたビルから退去。運営会社は18日付で商号を変更し、業務内容から保育事業を削ったという。 北村園長は廃園の理由について、園が作った運営改善案に対する指摘を文書でほしいと市に頼んだが連絡がないこと、市の処分決定まで時間がかかることを挙げ、「改善を完了し、処分を受けてから閉鎖しようと考えていたが、経営上これ以上待てない」と説明した。 園児死亡事故を受け、市は8月末に児童福祉法に基づいて園に改善を勧告。園は9月21日に運営マニュアルなどに関する改善報告書を提出していた。 PR情報この記事の関連情報社会
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