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朝日新聞記者の子育て日記

朝日新聞記者の子育て日記:保育園生活へ、心配は山積み(女性編)

2007年09月29日

 朝晩はぐっと涼しくなってすっかり秋めいてきた今日この頃。近所の田んぼでは黄金色の稲穂が重そうに頭を垂れ、あちこちでトンボが舞う姿も見られるようになりました。

 もうすぐ11カ月になる娘は、毎日朝から晩まで姿見やテレビ台、ソファなど、あらゆるものに手をかけては、つかまり立ちと伝い歩きの練習に余念がありません。何度も失敗しては転び、顔や体にあざをつくりながらも、ここ数日は2、3秒なら何にもつかまらずに立っていられるようになってきました。半年前までは1人で座ることすらできなかったことを思うと、子どもにとっての1日1日の意味の重さを実感します。

 育休生活も残り半年。先日、運良く都内にある自宅近くの無認可保育園から、来春の入園内定をいただくことができました。今後は4月からの保育園生活をにらんで色々な準備を進めていかなくてはなりません。でも、懸案は山積み…。

 第一は娘が小食なことです。現在は一日に3回食べる「離乳食後期」という時期なのですが、未だに一回の量が赤ちゃん茶碗の半分以下と、標準の目安よりかなり少ないのです。しかも食事中、ずっと椅子に座っていることはなく、すぐにぐずりだします。仕方なく床に座らせると、一口ごとにあっちへ行ったり、こっちへ行ったり。食事が進まないのです。

 食べ物の好みもよく変わり、以前は塩鮭をほぐしたものをご飯に乗せると比較的よく食べたのですが、最近はそれほどでもなくなりました。里芋やバナナ、梨といったママ友お勧めの食材も、口に入れた瞬間に「返品!」とばかりにペッとはき出してしまいます。

 今はある程度食べるまでつきっきりで世話できるので良いのですが、保育園では1人1人にそこまで時間をかけてもらえないのではないかと気がかりです。味付けや切り方など色々工夫して、この半年で何とかもっと食べられるようにしていきたいです。

 第二の懸案はおっぱい。小食とも関係しているのだと思いますが、娘は未だに「おっぱい星人」。食後、寝る前、夜中、転んで大泣きした時など、一日に何度もほしがります。あと半年で卒業させられるのか。できれば復職後も、本人がいらなくなるまで飲ませたいと思っているのですが…。夜だけ出るような、便利なおっぱいになってほしいものです。 第三は予防接種です。「保育園に通い出すと、とにかくよく病気をする」というのが働くママ友たちの口癖。復職後はなかなか休めないことを考えると、時間のある今のうちに、はしかや水ぼうそうなど、受けられる予防接種はすべて受けておかなくてはなりません。娘は毎回接種のたびに大絶叫するので一苦労なのですが、仕方ありません。

 去年の冬は生後2カ月の娘に風邪をひかせたら大変と、外出も控えていました。でも、今年は積極的に子育て支援センターなどに通って集団生活に慣れさせるとともに、多少病気も経験して、免疫をつけてもらおうかしら。そんな都合の良いことを考えています。

女性記者プロフィール

2000年朝日新聞入社、29歳。甲府、青森総局を経て、東京本社生活グループに在勤中の06年11月に第1子(女児)を出産。現在は夫の転勤先の福島県福島市にて育児休業中。

男性記者プロフィール

2002年朝日新聞入社。29歳。2カ所目の赴任地である新潟・上越支局で06年秋から育児休業を取り、同い年の妻と、第1子の長男を子育て中。

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