倉敷市の古市健三市長は24日、岡山県が市民公園化を要請している倉敷チボリ公園(同市寿町)について「市民公園化などいろいろな角度からシミュレーションする。11月中にまとめ、12月議会には示したい」との見通しを示した。 定例記者会見で述べた。古市市長は市民公園化の可否の答えを求める石井正弘知事のスタンスについて「分からなくもないが、財政を伴うことでもあり、議会とも相談しなければならない」と市の置かれた立場を強調。「どういうステージになるのか、考えられるシミュレーションの精度を上げ、協議しなければならない。まちづくりとも関連しているので、チボリ・ジャパン社、地権者(クラボウ)との協議もにらみたい」と多面的に検討する姿勢を見せた。 今後、市は幾つかのシミュレーションをまとめながら、県と事務レベルの協議も実施する予定という。