倉敷市で妻を殺害したとして87歳の夫が逮捕された事件で、岡山地検は25日、夫が認知症によって心神喪失状態だったとして不起訴処分にしました。男性は今年７月12日、自宅で当時81歳の妻の腹など数カ所を刃物で刺して殺害したとして警察に逮捕されました。男性は取調べに対し容疑を認めていました。しかし、男性は以前から認知症を患っていて、供述は二転三転していました。岡山地検は鑑定医に意見を求めて捜査を進めた結果、男性には刑事責任能力がないと判断し、きょう不起訴処分にしました。

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