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社会
患者死亡は麻酔ミス 札幌地裁、帯広の病院に賠償命令(10/26 00:50)前立腺手術を受けた帯広市の男性=当時(79)=が手術後に死亡したのは、医師の麻酔ミスが原因だとして、男性の遺族が帯広市の病院「高山泌尿器科」と担当医を相手取り約八千五百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が二十五日までに札幌地裁であり、奥田正昭裁判長は病院側の過失を認め、計約五千八百万円の支払いを命じた。 判決によると、男性は二○○三年十二月、肥大した前立腺の切除手術などを受けるため同病院に入院。担当医は泌尿器科医で、腰周辺の局部麻酔を実施した上で手術したが、男性は手術中に呼吸停止状態になり、意識が戻らないまま○四年七月に死亡した。 病院側の過失について、奥田裁判長は「麻酔を腰から注入したあと、五分間は男性を座った状態に保つべきなのに、二分であおむけにしたために麻酔の効き目が胸部まで上がり、呼吸停止に至った」などと指摘。麻酔を施した際の担当医の注意義務違反が男性死亡の原因になったと認定した。
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