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「本格焼酎」をもう一味おいしく飲む

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 酒がうまい季節になった。晩酌、仲間との飲み会、ひとり酒……。人気はやはり焼酎だろうか。翌日に残りにくいだけでなく、最近はさまざまな銘柄が登場して、飲むのはもっぱらこれという人も多い。そんな本格焼酎(旧乙類)をもう一味おいしく飲む工夫を探した。

●お湯割りか水割りか

 焼酎は何かで割って飲むことが多いが、焼酎によって相性がある。

「口当たりをやわらかくして飲みたいなら水割り、原料の持ち味、コクを楽しみたいならお湯割りでしょうね。大雑把(おおざっぱ)に言えば、麦焼酎は水割り、芋焼酎はお湯割り、米焼酎はストレートかお燗がうまいと思います」(焼酎専門居酒屋主人・久保勝氏)

●正しいお湯割りの作り方

 お湯割りは焼酎6対湯4の「ロクヨン」か「ゴウゴウ(5対5)」にするが、グラスに先に湯を注ぐとうまいのには、ちゃんとした科学的根拠がある。水より比重の重い焼酎を後から注ぐと、下に沈んで自然に対流が起き、よく混ざるのである。また、グラスの中で湯が適度に冷まされ、風味が損なわれない。逆に、焼酎に熱湯を注ぐと、焼酎の分子が壊れてまろやかさがなくなってしまうのだ。

 割る湯が熱湯だったら、グラスに注いでからしばらく置くか、氷を入れて冷ます。目安はぬるめのお茶程度。

●水割りは「前割り」

 水割りは濃いめの「焼酎9対水1」、あるいは「8対2」ぐらいが香りが残っておいしい。

「もうひとつのコツが前割りです。焼酎を水で割ってひと晩、冷蔵庫で寝かせるんです。寝かせるほど水となじんでおいしくなりますから、水割りが好きな人は大きめのペットボトルに作りだめしておくといいでしょうね。もちろん水道の水じゃあ台無しになります。ミネラル分が少ない軟水系の水を使ってください」(久保勝氏=前出)

●寒い季節はお燗もいい

 ロクヨンくらいに前割りした焼酎をゆっくり燗して、ちょこでチビチビやるのもオツなものだ。ちょうど日本酒ぐらいのアルコール度数である。銚子で燗をつけてもいいが、鹿児島あたりには黒千代香(くろぢよか)という専用の酒器があって、これでぬる燗にする。甘味が強くなったと感じるはずである。

●麹によって違う味わい

 白麹(しろこうじ)、黒麹、黄麹、近ごろは赤麹なんていうものも登場してくるが、どう味わいは変わるのだろう。

「白麹はクセがなくマイルドな味わいですが、黒麹はしっかりとしたコクがあります。黄麹はさわやかさが出ますね」(宮崎県の焼酎メーカー)

●焼酎のカロリーはどのくらいか

 100ミリリットルあたりのカロリーは赤ワイン約70キロカロリー、ビール約42キロカロリー、日本酒が約105キロカロリーに対して、本格焼酎は約140キロカロリー。ゴウゴウで割っても約70キロカロリーだから、他の酒に比べて高い。

「でも、焼酎は蒸留酒なので糖質はゼロ。大半がアルコールのカロリーで、熱となって体外に放出されるので蓄積されません」(久保勝氏=前出)

 今夜もどこかで一杯といきますか。

【2007年10月17日掲載】



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