ポルノ反対運動家、十字架のキリスト像撤去を求める
2007.10.25
Web posted at:
21:30
JST
- CNN/AP
オーストリア・インスブルック──ポルノグラフィーに反対する運動家の男性が、オーストリア・インスブルックの街にある十字架にかけられたイエス・キリスト像を、「裸だ」として撤去するよう求めている。オーストリア国営オーストリア放送会社が25日、伝えた。
イエス・キリストの十字架像は、インスブルック市内の広場に、20年にわたって置かれている。
訴えている男性は、元カメラマンの82歳のマルチン・フメルさん。キリスト像の撤去を求める意見の支持者約100人と一緒に、26日に抗議デモを実施する予定。
一方、インスブルック市長は、この十字架像は芸術作品で、ポルノではないとして、この申し出を却下すると述べている。
フメルさんは昨年、衣服を身につけていないモーツァルト像を、赤色と緑色に色を塗り、白い羽根をつけたことで知られる。昨年3月にはこの行為について、ザルツブルク検察から、公共物破損の容疑で起訴された。