2007年10月24日 更新

9歳の天才少女ゆっぴ、「メロンパンのうた」でCDデビュー!

9歳の天才シンガー・ソングライター、ゆっぴ。子供らしい素直な詞が心を打つ

9歳の天才シンガー・ソングライター、ゆっぴ。子供らしい素直な詞が心を打つ


 放送作家でタレント、高田文夫(59)が見いだした9歳のシンガー・ソングライター、ゆっぴの「メロンパンのうた」=写真=が24日、緊急発売される。♪メロンパンにはメロンがはいっていない…という子供らしい歌詞と歌声を気に入った高田が、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月〜金曜前11・30)で9月から連日オンエアしたところ、問い合わせが殺到。急きょCD化が決まった。

 ♪あんパンにはあんこがはいってる わたしがいちばん好きなのはメロンパン だけどメロンははいってない ざんねん…

 9歳の少女が問いかける素朴な疑問が大人の胸をつき、主婦層を中心に大ブームとなっている。

 歌っているのは小学4年生のゆっぴ。アマチュアミュージシャンだった父親の影響を受け、これまでに作詞・作曲したオリジナル曲は20曲以上。各地のフォークフェスティバルに出演し、話題を呼んでいる天才少女だ。

 ヒットのきっかけはラジオだった。9月18日に「−ビバリー昼ズ」で初オンエアして以来、高田が連日流したところ「あの歌はいったい何?」「どんな子供が歌っているの?」という問い合わせが殺到。その大反響を受けて、わずか1カ月余りでビクターエンタテインメントから緊急発売されることになった。

 同曲を“発掘”した高田は「知り合いのプロデューサーからサンプル盤を聴かされて、面白いと思った」と絶賛。「俺も子供のころは『メロンパンにはメロンが入っていない』って思っていたんだよね。59年来、疑問だったことを、9歳の子供がパッと言ってくれたから安心しました」と、まっすぐな詞に感銘を受けた。ゆっぴは「みんな、すごく面白い曲だと言ってくれます。ライブもドンドンやるので応援してください」とCDデビューを喜んでいる。

 番組発のヒット曲といえば、6、7月にNHK「みんなのうた」で放送された「おしりかじり虫」が奇妙なフレーズとキャラクターで話題を呼び、売り上げ10万枚を突破。8年前の平成11年には「だんご3兄弟」が社会現象を起こし、300万枚近い大ヒットとなった。

 「メロンパンのうた」は当初、出荷枚数2000枚の予定だったが、反響の大きさから1万5000枚に大幅増産。「−ビバリー昼ズ」はこれまで、焼き肉の歌「ヨーデル食べ放題」や替え歌「冷麺で恋をして」などをヒットさせた実績があるだけに、どこまで売り上げを伸ばすか注目だ。


■社会現象になった子供向けソング

 ★黒ネコのタンゴ(歌・皆川おさむ)
 イタリアの童謡に日本語詞をつけ、昭和44年に発売。220万枚を超える大ヒット
 ★およげ!たいやきくん(歌・子門真人)
 フジテレビ系「ひらけ!ポンキッキ」のオリジナル曲として発表。50年に発売され455万枚のシングル売り上げ記録を作る
 ★だんご3兄弟(歌・速水けんたろう、茂森あゆみ他)
 平成11年にNHK教育「おかあさんといっしょ」のオリジナル曲として発表。290万枚突破
 ★おさかな天国(歌・柴矢裕美)
 全国漁業協同組合連合会のキャンペーンソングとして11年に制作。全国のスーパー、鮮魚店で流されたことで火がつき、40万枚を売り上げた