水戸放送局

2007年10月25日 20時38分更新

暴力で教師を停職処分

 つくばみらい市にある県立高校の教師がバドミントン部の合宿中に女子生徒の顔などをけりけがをさせたうえ生徒が自分で転んでけがをしたことにするよう部員らに指示してことが分かり、茨城県教育委員会はこの教師を停職12ヶ月間の処分にしました。
 処分を受けたのはつくばみらい市の県立伊奈高校でバドミントン部の顧問をしている44歳の男性教師です。
 茨城県教育委員会によりますとこの教師は今年7月、バドミントン部の合宿をした際深夜、男子部員と花火をした別の教師に女子部員が抗議をしたことに腹を立て女子部員全員を廊下に正座させて4人の顔などをけったということです。
 このうち3年生の1人は口の中を切る全治1ヶ月のけがをしましたが、教師はこの事実を隠すため生徒が自分で転んでけがをしたことにするよう部員に指示していました。
 また、この教師は生徒に暴力を加えた際、酒を飲んで酔っていたということです。
 このため茨城県教育委員会はこの教師を停職12ヶ月間の処分にしました。
 これについて、茨城県教育委員会の後藤克己高校教育課長は「非のない生徒に対して暴行を働き、大変申し訳なく思っている。学校長や教員への指導を徹底し、再発防止に努めたい」と謝罪しました。