ロシア 鉄道整備に60兆円 ロシアの国営鉄道は、24日、プーチン大統領ら政府首脳や鉄道関係者4000人を招いて大会を開き、来年から2030年までの鉄道インフラの整備構想を明らかにしました。構想では、全国で新たに2万キロの線路を建設するほか、2万3000台の新型機関車を導入するなどして鉄道の近代化を図り、シベリア鉄道を経由して日本や中国などアジア諸国とヨーロッパを結ぶ物流ルートを開設するとしています。また、首都モスクワを起点にサンクトペテルブルクやボルガ川流域の工業都市ニジニノブゴロドなどを結ぶ3つのルートで日本の新幹線やドイツの鉄道技術の導入も視野に時速300キロの高速鉄道を建設する方針です。予算規模は日本円で60兆円に上り、このうちの3分の1は民間からの投資で賄うということです。道路網が整備されていないロシアでは、鉄道が輸送の中心ですが、石油や石炭をはじめ工業製品や軍事物資が鉄道に集中して幹線の輸送能力は限界に達しており、経済成長を促すためにも輸送力の増強が課題になっています。 |
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