2007年10月25日 19時9分更新
福岡県内で市町村が管理する20の橋で、老朽化が原因で通行止めや通行する車両の重量制限が行われていることがわかりました。
このうち、福岡県黒木町の町道にかかる木造の橋は、老朽化のため昭和60年から通行止めになっていますが、昭和29年に架けられたこの橋は町の文化財に指定されており、当面、全面的な改修の予定はないということです。
しかし、福岡県ではこのほかにも嘉麻市の5つの橋など市町村道にかかるあわせて19の橋で、老朽化が原因で通行する車両の重量制限が行われていることがわかりました。
福岡県によりますと、いずれの橋についても、緊急に処置しなければならないほどのいたみ方をしているわけではないということですが、大きな災害などに備え、市町村に対し定期点検の強化や修理を急ぐよう指導していくことにしています。
この調査は、国土交通省が都道府県や市町村が管理する道路の橋について初めて行ったもので、全国では700近くの橋が通行止めや車両の重さによる制限が行われているという結果がまとまっています。