無料ツールからハイエンド製品まで アクセス解析ツール徹底紹介

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無料ツールからハイエンド製品まで勢ぞろい!
アクセス解析ツール

このコーナーでは、ネットビジネスを強力に支援する製品について、それを支える技術や市場動向を説明し、さらに各社から提供されている製品を紹介する。競合ひしめく市場で、他社に差をつけるための武器として、ぜひ導入を検討してみてほしい。

菅原 裕(株式会社CreatorsNet)

今回は、無料ツールから高機能のハイエンド製品まで選択肢が充実してきた「アクセス解析ツール」だ。

アクセス解析ツールは、「Google Aanalytics」のように無料で提供されるものから、何百万円もするものまで、さまざまな機能と価格の製品がそろっている。導入する側からすると、選択肢が多いのは好ましいことだが、その反面、知識がないとどれが自社に適しているのかわからない。

アクセス解析ツール選びのキホン

具体的な製品を紹介する前に、まずはアクセス解析ツール選びの基本について簡単に示しておこう。

ビジネスの速度と解析ツールの方式との深い関係

決まった商品をじっくり売っていくビジネスと、毎週のように新商品を出していくのとではビジネスの速度が異なる。一般個人客を相手にビジネスをやっていくのか、それとも、法人や官公庁を相手にビジネスしていくのか。この2つのビジネスの速度はまったく違う。

アドワーズ広告などのようなキーワード広告を使っている場合と、そうでない場合とでも、やはりビジネスの速度は異なる。

アクセス解析ツール選びは、この「ビジネスの速度」と大いに関係があるのだ。 アクセス解析ツールは、次の3つの方式に分類できる。どの方式を選ぶかが、まず最初の分かれ道となる。

  1. サーバーログ型
    じっくり型。ビジネスの速度がこの中では一番遅いタイプ。ウェブサーバーに残るアクセスログを一定期間ごとにダウンロードしてきて手元で解析ツールを使って処理する方法。
  2. ウェブビーコン型
    htmlに各社から支給されたスクリプトを埋め込み、解析サーバーに発信する。これを多くの場合ASPで提供される管理画面を使ってモニターしていく。ほぼリアルタイム。ASPサーバーのパフォーマンスによる。
  3. パケットキャプチャリング型
    これがもっともリアルタイム。自社のデータセンターに専用のサーバーを置き、すべてのhttp通信のパケットをキャプチャして、リアルタイムで解析していく。

「キーワード広告対応」「SEO対策」「動線分析」機能の
有無と内容に注目

さらにこの先、アドワーズ広告やオーバチュア(スポンサードサーチ)の広告管理画面との連携があるかどうか、SEOを重視して検索キーワードや検索フレーズの細かいところまで解析対象にしているかどうか、といったことも選定の決め手となる。

また、サイト内の動線の監視を重用しする場合、各ページをurl表示してそれで事足りるのか、<title>タグに記載されたページやタイトルを表示させるのか、というポイントもある。

どんなツールでも1度は試してみること

古い話だが、筆者の会社CreatorsNetが主催する「アクセス解析カンファレンス」の2005年11月の開催時に、各ベンダーに集まってもらって、同一サイトをまったく同じ条件で解析してもらった。しかし、主要な数字で大きな差が出ることはなかった。もちろん各社のポリシーの違いから、同じサイトを解析しても「数字が大きめ」「小さめ」という差があったり、一部のアプリケーションでは解析対象にしていないものもあるにはあったが、それはごくわずかなものであった。

一旦導入すれば長く、毎日のように使うものだから、体験版を提供しているアプリケーションに関しては、一度使ってみて自分のビジネスの速度やニーズに適合しているものを選ぶ、ということだろう。

今回紹介するアクセス解析ツール/サービス

ここからは、現在提供されている代表的な11製品をピックアップしてその特徴を紹介する。

それぞれの導入コストについても触れているので、製品選びの参考にしてほしい。

  • 無料なのに何から何までデータが出てくる魔法の箱
    Google Analytics(グーグルアナリティクス) →解説を読む
  • 解析データの見える化&ビジュアル表現に定評あり
    BizMark(ビズマーク) →解説を読む
  • とにかくビジュアルにこだわったツール
    ClickTracks(クリックトラックス) →解説を読む
  • シンプル一番、ウェブサイトの意思決定ツール
    Sibulla(シビラ) →解説を読む
  • 思いつくことはなんでもできるアクセス解析ツールの王様
    SiteCatalyst(サイトカタリスト) →解説を読む
  • 広告主ランキングに載るような会社なら導入の価値あり
    SiteCensus(サイトセンサス) →解説を読む
  • ログを預かって解析するサービス
    sitegram(サイトグラム) →解説を読む
  • 日本で一番売れている解析ツールのデパート
    SiteTracker(サイトトラッカー) →解説を読む
  • 最速のアクセス解析ツール
    Urchin(アーチン) →解説を読む
  • 日本のマーケティング風土にあったアクセス解析ツール
    Visionalist(ビジョナリスト) →解説を読む
  • 日本のマーケティング風土にあったアクセス解析ツール
    WebTrends Analytics 8(ウェブトレンドアナリティクス8) →解説を読む
Google Analytics
グーグルアナリティクス

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Yoshizaki's 外部記憶ブログ::MT4 から 2007/10/04 01:12 受信

「アクセスログ解析ツールはたくさんあるけど何が違うの?」クライアントからそんな質...

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ネットビジネス先読みブログ@Business から 2007/01/24 21:00 受信

今回は、今無料アカウントの発行を再度募集し始めた
『Google Analytics』をテーマにします。

Google Analytics(以下アナリティクス)の特徴は

?無料

?10個までサイトを解析できる

...

ビジネスブログ『アイタス営業日報』 / ... から 2007/01/17 09:42 受信

長崎" /> こんにちは。長崎です。 いつも見てくださっている企業サイトのご担...

インターネット広告のひみつ から 2006/11/21 21:57 受信

実際に使わないと何ともいえないが。

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