大己貴神社で“毛やり神幸”
大己貴神社で“毛やり神幸” 10/23 19:25

日本最古の社とも言われる福岡県筑前町の大己貴神社で、収穫に感謝する秋祭りがあり、氏子らの神幸行列が地域を練り歩きました。

筑前町弥永の大己貴神社は、神功皇后が朝鮮半島に攻め入る際この地に社を建てたところ、兵士がおのずから集まったとの言い伝えがあり、日本最古の神社とも言われています。

午後2時からは秋の大祭=おくんちの神幸行列が始まり、子供から大人までおよそ100人が周りの田園地帯を練り歩きました。

神のみたまが乗り移ったみこしの前後を、のぼりや鉾、刀などを手にした氏子が固め、毛槍を振るやっこの掛け声が秋空に響き渡ります。

地元では「大神さま」が転じて「おんがさま」と呼ばれ、毎年秋の実りに感謝してこの日に行われるおくんちも、7〜800年にわたって続く伝統行事だということです。