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チャットモンチー インタビュー

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  アルバム
『生命力』

2007.10.24 RELEASE
KSCL-1120
\3,059(tax in.)


    01.親知らず
    02.Make Up! Make Up!
    03.シャングリラ
    04.世界が終わる夜に
    05.手のなるほうへ
    06.とび魚のバタフライ
    07.橙
    08.素直
    09.真夜中遊園地
    10.女子たちに明日はない
    11.バスロマンス
    12.モバイルワールド
    13.ミカヅキ


 
   
   
   
   
 
Interviewer:杉岡祐樹
   
   
 
 
 
  −−橋本さんはふたりの詞に変化を感じた瞬間はありました?

橋本絵莉子:東京に来てから、(歌詞が)パソコンで送られて来るようになったんですけど、パソコンだと消したり描いたりもパッとできるんで、歌詞が整頓されてるんです。
手書きの時は消した跡とかグシャーって塗りつぶされてたりしてたんですけど、パソコンでは「これが今回の歌詞です」ってキチンと送られて来るようになりましたね。

−−紙やノートだと試行錯誤や迷った跡も如実に出ますよね。

橋本絵莉子:昔、消してる所が凄い気になって、どうにかしてその消した字見えんかな?って、見ようとした事もあります(笑)。消して新しく書いて、そっちの方が良いと思ったっていう考え方とか、見てて微笑ましくてウキウキしますね。ンフッ!ってなる(笑)。

−−高橋さんの詞は『親知らず』やM-03『シャングリラ』M-11『バスロマンス』など、最近はかなりハッピーな雰囲気が強く出ていますよね。

 
 Dr&Cho.高橋久美子
高橋久美子:毒っ気が全く無い歌詞を書いてみたんです。曖昧な表現だったりとか、何かカッコ良いなって歌詞を書くのが好きだったんですけど、ザ・ブルーハーツさんとかザ・ハイロウズさんとか、凄い直接的な歌詞がカッコ良いなって思った時期があって。で、丁度その時に書いたのが『バスロマンス』で。

やっぱり『耳鳴り』を出した後だから書けた歌詞だと思うんですけど、お客さんと一緒に楽しめる曲を作りたい。だからライブの時、ニコニコしながらこの曲を踊って、一緒に揺れたり手を振ってくれたりしてくれると、「あー良かったな、こういうのも有りやな」って思います。『女子たちに明日はない』とか『バスロマンス』くらいから、こういうモノもチャットモンチーの中で受け入れるようになったというか、認められるようになって来たなっていうのはありますね。

−−また、アルバムはM-09『真夜中遊園地』辺りから一気にハジケるような曲が揃いますよね。この辺の曲順でもやっぱりライブを意識した?

橋本絵莉子:真ん中に『素直』を持って来て、『真夜中遊園地』からB面の始まり、みたいな前提で曲順を考えました。

−−この楽曲は本作でもテンションが高く、演奏も難しい楽曲ですよね。

橋本絵莉子:Aメロのリフは1,2を争うくらい難しいと思います(笑)。

−−そして最後のM-13『ミカヅキ』なんですが、この曲は最近の楽曲なんですか?

橋本絵莉子:いや、これは『橙』よりも古くて、高2の時の曲。チャットモンチーを組んだ当初にやってた曲で、それが2ndアルバムの最後に入るって凄い!って思いました。

−−ではかなり思い入れの強い楽曲?

橋本絵莉子:そうです、あの………、「私、古いんです」みたいな感じで。

(一同爆笑)

橋本絵莉子:あれ?可笑しかった?

高橋久美子:なんか昭和の人っぽい(笑)。

福岡晃子:色んな事が頭をよぎった(笑)。

橋本絵莉子:古い曲だってバレないと思って並んでる辺りが………。

高橋久美子:年齢詐称したんや(笑)。やっぱりだいぶ昔に書いたものなのに、ここにちゃんと居座れるって所が、高校2年生からブレてない部分なんですよね。変わってない部分をちゃんと持ち続けてるんです。

−−ではこのアルバム『生命力』は皆さんにとってどんな1枚になりましたか?

橋本絵莉子:ふたりが書いてくる歌詞だと、凄いテンポが速かったり、予想外にどんどん広がっていく曲を作れるので、自分で聴いてもメッチャ元気になります。
『耳鳴り』を聴くと「あっ良いな、思い出すな」って感じなんですけど、今回のアルバムは自分が聴いてても凄い元気になって行くようなアルバムです。

福岡晃子:私は物凄く2ndアルバムらしいアルバムになったと思っています。「1stより絶対良い!」って3人が胸を張れるものが出来たし、変わっていく事にも怖がらずに向き合ってて、でも昔の1番古い曲も入れるくらい、中心にあるものは変わってない。本当に理想的な2ndアルバムが出来たと思います。

高橋久美子:新しい自分たちを認められたアルバムだなって思っています。これからもどんどん変わって行くんでしょうけど、そういう変化を自然に受け入れて吸収出来ているっていうのが、まさに“生命力”であり成長だな、と。


 
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