音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン  
 
   
 
音楽情報サイト:HOT EXPRESSニュースインタビューライブレポート
レビューチャートメールマガジンスペシャルページ
SEARCH
アーティスト検索
 
 

チャットモンチー インタビュー

PAGE1 お互い歩み寄って広がっている
PAGE3 変わってない部分をちゃんと持ち続けてる
  アルバム
『生命力』

2007.10.24 RELEASE
KSCL-1120
\3,059(tax in.)


    01.親知らず
    02.Make Up! Make Up!
    03.シャングリラ
    04.世界が終わる夜に
    05.手のなるほうへ
    06.とび魚のバタフライ
    07.橙
    08.素直
    09.真夜中遊園地
    10.女子たちに明日はない
    11.バスロマンス
    12.モバイルワールド
    13.ミカヅキ


 
   
   
   
   
 
Interviewer:杉岡祐樹
   
   
 
 
 
  −−前作の1曲目『東京ハチミツオーケストラ』は、上京したての女の子の気持ちを代弁した楽曲でした。そして今回のM-01『親知らず』は都会で暮らす中で感じる郷愁、遠く離れた家族への想いがリアルに綴られています。

高橋久美子:私はあんまりリアルな詞を書かなかった方なんですけど、東京に出て来て書くようになったと思います。これなんかは本当にモロ自分で、実際に親知らずが生えてきていて(笑)。
お正月に実家に帰った時に色々書いたんですけど、やっぱり四国に居た時には見えなかったモノを東京に来て感じるようになりましたね。

−−その中でも一番印象的だった事は?

高橋久美子:やっぱり地元の良さ、じゃないですかね。地元に居た時は「生ぬるいな」って思ってた時もあったんですけど、みんなの愛情によって作られていたものだったり、親や友達、周りの人たちに守られてたんだなぁ、みたいな。そういう事に東京に来てから気付きましたね。

−−やっぱり徳島に帰ってライブしたりするとそういう暖かさを感じたりしますか?

一同:うん。

福岡晃子:それで逆にやり辛かったりしますもん(笑)。暖かすぎてどうしよう?って思って。身内がいっぱい居るし。

橋本絵莉子:本当に東京に来て、時間の流れも使い方も全部がガラっと変わりましたから、自分が徳島に暮らしていた時、「どういう気持ちで過ごしよったんか?」とか考えるようになりました。

福岡晃子:徳島に帰った時は、家が広くなっとったり、改築してたりするんですよ(笑)。今までは全部知ってたのに、知らん事の方がこれから多くなるんかな、とか思ったら凄い寂しくなったり。

−−M-07『橙』はそんな徳島での高校生活の中で生まれた楽曲なんですよね。

橋本絵莉子:でも曲を歌うと全く変わっていなくて、その時の気持ちをすぐに思い出せて、「あっ、私はあんまり変わってない」って思ったりできるんです。

−−また、M-08『素直』ではピアノとクラリネットの演奏のみの楽曲です。今までギターロックとして認知されてたチャットモンチーが、こういう楽曲をやってみようと思ったキッカケは?

橋本絵莉子:これは久美子が入る前からある曲で。その時はバンドバージョンだったんですけど、徳島でアコースティックライブした時に、今のピアノとクラリネットのアレンジを始めて。こっちのバージョンの方が歌詞が活きるんじゃないかって事で、こういう形になりました。

−−この曲の詞は、男からするとあんまり見た事が無い女の子の一面が出ていて、けっこうドキッとする詞ですよね。

 
 Ba&Cho.福岡晃子
福岡晃子:でもまだ歌詞が何たるか分かって無い時期に書いた詞なので、凄くポエムっぽいですよね。綺麗に文節も分かれてないし、前の文を引用してとかも全く無い。本当にやりっ放しだったし、背伸びしてたなって思います。
でも、その気持ちが今でも分かるっていうのが凄い悔しくてですね、「なんで昔からこんなん書くねん!」っていうのはあります(笑)。

−−では福岡さんの中で、転機になった詞をひとつ上げるとしたら?

福岡晃子:1番分かりやすいのは、M-02『Make Up! Make Up!』。「女になりました」というか、こっち来て大人の女性っていうのになった。………っていうのはおこがましいかも知れないんですけど、大人の女性の気持ちが凄く分かるようになって、自分もその一員として歌詞を書きますよって堂々と言えるようになった。年齢的にも大人ですし(笑)、言っても良いんじゃないかな、みたいな。

−−私はこの曲の「愛にラインを引いて」ってフレーズが好きなんですけど、これってアイラインとも掛かってますけど、けっこうシビアな響きの言葉ですよね。

福岡晃子:ビシーッ!みたいな(笑)。

橋本絵莉子:………敢えて言葉に出すと恥ずかしいですね、しかも男の人の声でハッキリと(笑)。

−−なんか言った自分も凄い恥ずかしくなってきましたけど(笑)。

(一同笑)
PAGE1 お互い歩み寄って広がっている→
PAGE2 大人の女性の気持ちが凄く分かる
PAGE3 変わってない部分をちゃんと持ち続けてる→  
 
 
           
チャットモンチー
OFFICIAL SITE
http://www.chatmonchy.com/ PAGE1へ PAGE3へ
 
 

チャットモンチー ページトップへ戻る