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シングル『シャングリラ』がヒットして以降、2007年はキャッチーで勢いのあるシングルを連発してきたチャットモンチー。前作『耳鳴り』以来、1年3ヶ月ぶりのアルバムとなった『生命力』を、10月24日に発売する。
昨年ツアーや今年のAX2Days、七夕の野音ワンマンなど、徐々にそのスケールを広めながら、数多くのオーディエンスと共に楽しむライブを続けてきた彼女たちが何を感じ、何を糧としたのか。その全てが如実に表れたこのアルバムについて、3人に話を聞いてきました!
−−最近のライブでは3人が今まで以上に楽しんでいる感じ(※)が伝わってきますね。
橋本絵莉子:やっぱりお客さんがノッてくれるようになったのもあって、笑顔も増えました。
高橋久美子:「3人でもお客さんに負けないぞ!」って気持ちで挑んでるのは昔から変わらないんですけど、お客さんが凄い暖かい目で見てくれるから、自然に3人の笑顔が増えてるなって、最近思います。
福岡晃子:ノッてくれてるだけではなく、ニコニコして見てくれたり、あんまりライブ慣れして無い人とかもけっこう来てくれるんですよ。チャットモンチーが初めてのライブ、とか。そういう人が首だけ動かしてノッてくれてるのとかを見ると、やっぱり嬉しいなって思います。
−−7月7日には日比谷野音でのワンマンライブもありました。
高橋久美子:広くなっても気持ちは変わらないっていうのはあるんですけど、ワンマンだから私たちだけを見に来てるっていうのと、曲を凄く聴き込んできてくれるっていうのがあるじゃないですか。
だからやっぱり凄く緊張はするし、何か責任感みたいなのが出てきますよね。「1番格好良いステージにせな!」っていう想いが、以前よりも増していて、ひとりひとりの責任感や重さが、良い緊張感になって表れてると思います。
−−シングル『シャングリラ』以降、今まで以上に多くの人たちの心に響くであろう楽曲を、バシバシ出してきてる印象を持っていたんですが、やっぱりリスナーが増えた事が影響していますか?
橋本絵莉子:でも『女子たちに明日はない』も2年くらい前の曲やし、『橙』なんて私が高校生の時の曲だし………。あ、でも『とび魚のバタフライ』は新しい曲なんですけど、昔だったら「夏だから夏っぽい曲出そうよ」って考えにはならなかったと思いますね。
それは「お客さんも色んな曲を聴いてくれてるから」っていうのが大きいと思います。アレンジのヘンテコリンな所とかも全部、聴いてくれてるって思うと、私たちもお客さんの事を想ったりとか、お互い歩み寄って広がっているんだと思います。
−−では続いて2ndアルバム『生命力』についてなんですが、このアルバムを作る上でまず意識した事は?
高橋久美子:「3ピース感をもっと出そう」というのと、ライブにきてくれるお客さんが、ノろうとしてくれてるのにあんまりノレる曲持ってなかったっていうのが正直な所で(笑)。だから私たちなりにノレる曲を増やしてみました。
で、“3ピース感”っていう所では、やっぱり「チャットモンチーはライブもカッコ良い」って言われたいって想いがあるから、“ライブでも再現出来る”っていう事。前はギターとか重ねてたりしたので、「なんとか3つの音だけで立たせて出来ないか?」って事を話し合って、シンプルだけど力強さがあるってモノを出して作りました。
−−また前作以上に、周囲の期待は大きかったと思いますが、そのプレッシャーはありましたか?
福岡晃子:やっぱり自分たちがやりたいモノを作るのが第一で、本当に3人が納得したモノっていうのが大前提だったので、それがプレッシャーになるっていう事は無かったです。
売れる売れんもそんな気にしてないし、ただライブでやったらカッコ良い曲はどれか、っていう事はいつも気にしています。
−−“生命力”というアルバムタイトルからは、力強い躍動感を感じますね。
橋本絵莉子:これは締め切りのギリギリに決まったんですけど、なかなか決められなくて。曲順も決まっていて、これ聴きながら「タイトル何か無いかな?」って思ってた時に、曲に“生命力”を感じたので、「そのままタイトルにしたら良いんちゃうかな」って。
高橋久美子:楽曲のタイトルも凄く悩むので、アルバムのタイトルは13倍悩む!って事ですね(笑)。
タイトル見ただけでハッとする驚きが必要だし、曲を聴いて「あーそういう事か」って納得させる事も必要だと思うから、いつも悩みます。
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