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10/24-12:47--「番号持ち運び」１年　中国地方「au」一人勝ち　通話品質で好イメージ

　携帯電話のナンバーポータビリティー（ＭＮＰ、番号持ち運び）制度がスタートして１年が経過した。各社とも新規客獲得や既存客の流出防止のため、様々な新サービスを打ち出したが、中国地区は「ａｕ」のＫＤＤＩ（以下ａｕ）が一人勝ち。ＮＴＴドコモ中国はシェアを２％落とした。 　電気通信事業者協会のまとめによると、中国エリアの９月末の契約数は、ＮＴＴドコモ中国が２９３万９００件（前年同期比０・９％増）、ａｕが１５９万６００件（同１４・０％増）、ソフトバンクモバイルが１０１万６７００件（同５・２％増）で、各社とも増加した。 　３社合計契約数のシェアは、ドコモが５２・９％で同２・２ポイント下落したのに対し、ａｕは２８・７％で同２・２ポイント上昇。ソフトバンクは１８・４％で変動はなかった。 　月別の増減数で見ると、ａｕはＭＮＰ開始直後は好調で、３月には３万８９００件の増加。当初苦戦していたソフトバンクは今春以降、安定した伸びを示す。ドコモは波があり、出入りの激しさをうかがわせる。 　「通話品質は転出超過の理由の一つ」（ドコモ）で、通話エリアではａｕが優位。ドコモはエリア拡大に注力したが、勢いはつかなかった。 　家電量販店のデオデオ東川原店（岡山市）は「ドコモの通話品質はａｕとそん色ない状態になったはず。ただ、そういうイメージが顧客に付いてしまっている」と現状を分析する。 　料金では、ソフトバンクが注目を集めた。同社同士の通話が時間限定で無料になる料金プランは、若年層や都市部利用の法人などが支持。同店も「料金面では今のところ一歩抜いている」とし、新規契約数も目立って多いという。 　９月の純増数は、中国エリアでａｕを抜きトップ。「このプランを軸に友達、同僚といった周辺利用者の取り込みを図る」と同社は意気込む。 　ほかの２社も「ひとりでも割」（ドコモ）、「誰でも割」（ａｕ）など基本料金を大幅に割り引くプランを打ち出した。 　また、販売店への販売奨励金制度の見直しが、国や業界で議論の最中。年明け以降、端末価格が２万円前後上がる可能性もあり、機種交換客の減少も懸念されている。 　同店は「制度開始後、購入客の約２５％が他社に乗り換えたが、当面シェア争いはこう着状態が続くのではないか」と見ている。

映画の舞台に温泉、紅葉バッテリーwww.okanichi.co.jp/oksantakebe.html

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