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ハム紅白戦で真剣勝負、仲間に内角攻め

紅白戦 2回裏無死一、二塁、頭部に死球をうけ倒れる金子誠(撮影・黒川智章)
紅白戦 2回裏無死一、二塁、頭部に死球をうけ倒れる金子誠(撮影・黒川智章)

 日本ハムが真剣勝負で日本シリーズ(27日開幕)前最後の実戦を終えた。23日に札幌ドームで公開紅白戦を行い、シーズン中同様の戦いをした。本番を想定し、投手はチームメート相手にも容赦ない内角攻め。盗塁やエンドランなど、今季を象徴する足を絡めた攻撃も随所に見せた。クライマックスシリーズ(CS)第2ステージから中8日、実戦から離れるが、“ガチンコ対決”で不安を一掃した。

 単なる公開紅白戦じゃなかった。CS前に実施した際は、本塁打競争やスピードガンコンテストなど、ファンサービスもあった。しかし、この日は1万6404人の観衆が集まるも、“おちゃらけ”は一切なかった。シリーズ開幕まで4日、最後の実戦は真剣モードで進んでいった。

 「勝負事ですから。投手にも攻めさせた」。白井ヘッドコーチの言葉通り、投手はチームメート相手にも、果敢に内角を突いた。すっぽ抜けとはいえ、守護神マイケルは、同じ主力の金子誠に頭部へ死球を与え、周囲をひやっとさせたほど厳しく攻めた。

 攻撃でもらしさが出た。主力組は1回、森本が右中間への三塁打で出塁。続く田中賢が初球を犠飛と、わずか3球で先制点を挙げた。淡口打撃コーチが「1、2番が出れば点の入るケースが多い。カギを握ると思う」と話す2人で、マイケルから得点した。6回には無死一塁の場面でエンドランを敢行。打者小谷野は内角低めのボール球を空振りも、工藤が盗塁に成功と、シーズンさながらの攻撃をみせた。盗塁も両チーム合わせて3個を記録。白井ヘッドは「随所にいい面が出た」と満足げに話した。

 CS第2ステージ終了から、日本シリーズまで中8日開く。実戦勘を取り戻す貴重な機会を無駄にはしなかった。CSでは2戦に登板して2敗を喫した武田勝が、3回を無安打無失点と復調の兆しをみせ、CSで登板機会がなかった先発候補の1人、吉川は4回を1失点と結果を残した。投打とも、順調な過程を送っている。

 中日対策も着々と進んでいる。第1戦前日の26日に先乗りスコアラーが北海道に戻り、対策を練る予定だったが、渡辺チーフスコアラーは「早い方がいい」と、1日早めて情報を擦り合わせることになった。昨年のシリーズは4勝1敗、今年の交流戦も3勝1敗と勝ち越している相手にも、徹底的に研究していく。【砂田秀人】

[2007年10月24日9時36分 紙面から]

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