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金大中事件:駐日韓国大使に抗議し謝罪要求 木村副外相

 柳明桓(ユミョンファン)・駐日韓国大使は24日午前、外務省を訪れ、木村仁副外相に韓国国家情報院の真相調査委員会による調査結果を報告した。木村副外相は「我が国で公権力を行使したことは遺憾だ」と述べ、韓国による主権侵害に抗議した。今後、韓国政府に謝罪と捜査当局による関係者の聴取などを求める。柳大使は「韓国の立場はできる限り早期に日本に伝達する」と述べた。

 報告書について、外務省幹部は「主権侵害は明白になった。今後の対応は、韓国政府に対する謝罪要求や関係者の処分、賠償請求などが想定できるが、慎重に協議したい」と語った。

 事件をめぐり、日韓両政府は1973年11月の金鍾泌(キムジョンピル)首相(当時)の訪日と、75年7月の宮沢喜一外相(同)の訪韓で政治決着を図った。その一方、韓国国家情報機関による「主権侵害」の可能性が高いとして、日本政府は韓国政府に対し謝罪と真相究明を要求してきた。【鵜塚健】

毎日新聞 2007年10月24日 11時32分 (最終更新時間 10月24日 11時42分)

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