愛知県警西尾署の警部補(52)が、業務書類の提出に訪れたパチンコ店の20代の女性事務員に交際を迫るメールを数十回送りつけていたことが23日、同県警の調べでわかった。警部補は県警監察官室の事情聴取を受け、事実関係を認めていたが、10月15日朝、自宅で首をつって自殺しているのが見つかった。遺書はなく、詳しい自殺原因は分かっていないという。
監察官室は「職務上の立場を利用しており、規律違反にあたるが、調査未了で処分できない」としている。
監察官室によると、警部補は同署生活安全課に勤務し、パチンコ台の許認可などを担当していた。警部補は今年8月、女性から携帯メールのアドレスを聞き出し、同月下旬から9月初旬にかけて、「恋人になってほしい」などの内容のメールを1日最大で十回送りつけるなどストーカー行為を行っていたという。女性は10月上旬、県警に相談。監察官室が同10日までに二度の聴取を行っていた。
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