2007年10月24日 10時23分更新
脳や心臓などの重い病気や大けがをした患者を24時間受け入れる「救命救急センター」のあり方について話し合う県の協議会の専門部会が23日夜、大分市で開かれました。
大分市で開かれた県の「救急医療対策協議会」の専門部会には県内各地から医療関係者など12人が出席しました。
現在、大分県には、脳や心臓などの命に関わる重い病気や事故で大けがをした患者を24時間受け入れる「救命救急センター」が大分市のアルメイダ病院にしかありません。
このため県はアルメイダ病院のほかに、新たに3つの病院を「救命救急センター」に指定したいとしており専門部会で課題などを検討しています。
23日の会合では「24時間対応できるセンターに必要な医師の数をそろえるのは、医師不足の現状を考えるとどの病院でもかなり厳しいのではないか」といった意見や「センターと地域の他の病院の連携について県としてもきちんとした枠組みを作って欲しい」といった意見が出されました。
県では来月にも会議を開き、今年度中に新たな「救命救急センター」を指定したいとしています。