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【三重】

津市が夜間成人応急診療所を開設へ 『1次救急』の患者を対象

2007年10月24日

 津市は十一月一日から、「夜間成人応急診療所」を津市西丸之内の津リージョンプラザ内に開設する。入院の必要がない「一次救急」の成人患者に利用してもらい、入院の必要な「二次救急」患者を受け入れている病院の負担軽減を図る。(大島康介)

 診療所は広さ六十八平方メートル。診察室や待合室、薬局があり、津と久居一志の両地区医師会が医師一人を派遣するほか、看護師、薬剤師、事務員も各一人が駐在する。

 津市内ではこれまで、夜間の一次救急患者は、市内三十二医院が交代で受け入れてきた。だが、在宅当番医は毎日変わって分かりにくく、軽症患者が二次救急病院を利用するケースが目立つ。入院が必要なのは五人に一人程度という。

 負担の増えた二次救急病院が、救急車の受け入れを拒否する「たらい回し」の問題が生じかねないため、市は一次救急を引き受ける拠点として夜間成人応急診療所を整備した。これにより、在宅当番医制は廃止する。

 市中央保健センターの飯田昌宏所長は「軽症の場合は新しい診療所を利用してほしい」と呼び掛けている。

 受付時間は午後の七時半−十時半。年中無休。問い合わせは同診療所=電059(229)3303=へ。

 

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