中国地方5県が、ホームページ(HP)や電子メールを活用し、地元医療機関の求人情報提供に力を入れ始めた。首都圏などの医師や医学生にI・Uターンを呼び掛け、深刻さを増す医師不足の緩和につなげようという試みだ。広島県は専用HPの年内開設をめざし準備中。求職者側のニーズを把握して県内就職につながる情報を電子メールや郵送などで継続的に届ける構えだ。山口県は昨年度から県医師会のHPで、会員に加え公的医療機関の求人、求職の紹介も始めた。県によると、これまでに福岡県から医師が祝島(上関町)の町立診療所に赴任した実績も生まれた。
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