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NIKKEI NET

更新: 2007/10/24 04:08

スイス総選挙、右派・国民党が躍進 移民制限論に共鳴

 【ジュネーブ=市村孝二巳】スイスの上下両院議員を改選する4年に一度の総選挙が21日、投開票された。移民・難民の制限や欧州連合(EU)への加盟反対を掲げる第1党の右派・国民党が支持を広げる一方、後退した第2党の左派・社会民主党との差が拡大。外国人労働者の増加と犯罪増加を結びつける国民党のキャンペーンで扇動された国民の不安心理を色濃く反映する結果となった。

 午後9時(日本時間午前4時)現在の開票状況では、比例代表制の国民議会(下院、200議席)で国民党の得票率が28.8%にのぼり、獲得議席を前回2003年の55から62に伸ばす見通し。武装中立を堅持し、外国人犯罪者の国外追放を進めるなど、排他的な政策が保守的な国民の共鳴を呼んだ。

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