菊池の独り言
2006年02月の更新
運動不足 2006.2.21
私にはひどい肩こりの持病があることは以前にも書きましたが,その対策として運動をしようとむか~しむかしに決めたことがあります。ジョギングをしたこともありますが,長続きしませんでした。
現在私の部屋には使わなくなったエアロバイクが鎮座しています。まあ,エアロバイクを買っていたころはまだ運動しようという気があったのだと思います。ところが,私の部屋にはその他にもストレッチポール(ストレッチをする道具です。)やら座っているだけで姿勢が良くなるという椅子やらがごろごろと置いてあります。だんだんと肩こりを取るために楽をする方向になっているのが分かります。何しろ一番最近買ったのは座っているだけで姿勢が良くなる椅子ですからほとんど運動とはつながりません。
ところで,今日は上野から常磐線に乗って出張しているのですが,その前に電車の時間まで余裕があったので秋葉原によって電気屋さんをのぞいてきました。その後まだ時間があったので,たまには運動のために歩いて上野まで行こうと思い,歩き始めました。私の感覚としてはかなり歩き,疲れてきたころ駅に着いたので「やれやれ」と思っていたのですが,何とその駅は御徒町でした!
山手線に乗っていると秋葉原から上野はすごく近く感じるのですが,歩いてみると意外と遠いのですね。
結局ものぐさの私は御徒町から一駅電車に乗ってしまったのでした。これでは運動不足は解消できません。
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弁護士自治 2006.2.10
昨年のことですが,私が所属する横浜弁護士会で綱紀懲戒の案件が多数滞留していることが判明しました。
弁護士という資格は,医師,公認会計士,税理士,司法書士等他の国家資格と異なり,官庁などの行政権力が資格を取り上げるなどの懲戒処分をすることができないことになっています。では誰が弁護士に対して懲戒処分をするのかといいますと,弁護士会自身が個々の弁護士に対して懲戒処分を行うことになっています。これを弁護士自治といいます。弁護士という仕事は時には国家権力に立ち向かわなければならない場面があるため,国家権力の不当な圧力から自由でなければならないという思想が背景にあります。
弁護士にとって弁護士自治は非常に重要な制度です。この制度に守られているからこそ思い切った仕事ができるのです。弁護士自治がなければ刑事事件の弁護人として強大な国家権力を有する検察庁に対抗したり,国や県を相手に行政訴訟を起こすことも怖くてできなくなってしまいます。
ところが,横浜弁護士会においてこの弁護士自治の根幹である綱紀懲戒案件が多数滞留してしまったのです。弁護士自治は一般市民の信頼を得ているからこそ機能するのであり,国民全体の考えが「懲戒処分を弁護士会などに任せておけない」ということになれば,我々の立場は非常に危うくなります。弁護士が国家権力に従属するようなことになれば,弁護士という仕事が全く役に立たないものになってしまいかねないのです。
このような意味で今回の横浜弁護士会の問題は大問題なのです。
この問題に対して,横浜弁護士会は2月8日に開かれた臨時総会で,国民の皆さま,懲戒請求者,日本弁護士連合会など関係各位に謝罪し,再発防止策をとるなどの決議をしました。マスコミなどでも報道されるようです。この決議が関係者や一般市民に受け入れられるかどうかはこれからの推移を見守るしかありませんが,私も横浜弁護士会所属の一弁護士として少しでも信頼回復がなされるよう日々の仕事に励みたいと思っています。
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