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「余計な口出し無用」元大使の記事、ミャンマー紙が転載

2007年10月23日10時04分

 ミャンマー(ビルマ)の国営紙は22日、「国際社会はミャンマーに余計な口出しをせず、援助や貿易、投資、技術移転などで側面的な支援を行うべき」だなどとする山口洋一・元ミャンマー大使が書いた記事を翻訳し、転載した。

 記事は10月11日付の日本の週刊誌に掲載されたもので、3紙ある国営紙のうち英語版を除く2紙に記事全文が掲載された。軍政の民主化努力を肯定する国際社会の声として国民に示された形。

 記事では、一連のデモについて「軍政が一般市民や外国人ジャーナリストに無差別に発砲を命じることはありえず、不幸な偶然が重なった結果」「デモを行っているのは一般市民ではなく無頼漢や与太者、失業者」「ミャンマーの一般国民は現状を(中略)容認している」などとする山口氏の見方を伝えている。

 山口氏は95年から3年間、日本のミャンマー大使を務めている。

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