カリブ海に浮かぶ島々の中で、もっとも東のはずれに位置するバルバドス。島の大きさは南北34km、東西22km。島の西側はカリブ海、東側は果てしない大西洋の大海原。そのふたつの海を隔てるように、島の中心はゆるやかな丘陵地帯となっている。ヒラビー山Mt.Hillabyは標高341メートルで島の最高地点だ。バルバドスはさまざまな顔をもっている。西側の砂浜と穏やかな海、東側の貿易風に吹きさらされて波しぶきをあげる海と断崖。熱帯植物の繁る山、どこまでも砂糖キビ畑の広がる平原。リトル・イングランドと呼ばれるほどイギリスの歴史を凝縮した町並み、ビーチいに建ち並ぶ近代的なリゾートホテル、閑散とした古い村、通勤ラッシュの首都ブリッジ・タウン・・・と、小さい島の中に、実にさまざまな風景が調和している。この島の人口密度は高い。カリブ海の島のなかではもちろん、世界でも上位に入るほど。そのわけは、島には水が豊富にあること、気候がよく農作物の生力が高いことなどが挙げられる。明るい人々と歴史の染みついた町、美しい海と自然。それらがすべて、バルバド スの魅力となって旅人を迎えてくれる。
国名 | バルバドス |
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正式国名 | バルバドス Barbados |
国歌 | バルバドス国歌 |
面積 | 431km2 (佐渡島の約2分の1の広さ) |
人口 | 約28万人(2007年7月)。 |
首都 | ブリッジタウン Bridgetown |
元首 | 英国女王エリザベスII世 Queen Elizabeth II 総督はオーエン・セイモア・アーサー Owen Seymour Arthur |
政治体制 | 英国連邦加盟の立憲君主制。1954年から総督任命の内閣制をとる。議会は2院政で上下院とも人気は5年。 |
民族構成 | アフリカ系黒人90%、ヨーロッパ系白人4%、アジア系・混血など6%。 |
宗教 | プロテスタント67%、カトリック4%ほか。 |
祝祭日 | イースターなどカトリックの祝日のほかに、4月28日の英雄の日、5月1日の労働の日、8月1日の解放記念日、11月30日の独立記念日がある。 また、毎年7月中旬から8月上旬にかけて、穀物(サトウキビ)の豊穣を願い、クロップ・オーバー・フェスティバルCropOverFestivalが開催され、各地でパレードが繰り広げられる。 |
通貨と為替レート | 通貨はバルバドス・ドルBarbados Dollar(Bds$)。US$1=Bds$1.99(2007年5月現在)。 |
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両替 | 日本円の両替はできない。USドルやユーロの両替は銀行やホテルでできるが、料金表示がBds$であっても、2で割ってUS$に換算してくれるので、両替する必要はほとんどない。 |
税金 | ホテルでは宿泊料金に7.5%のガバメントタックスと10%のサービス料が付く。レストランでもやはり15%のガバメントタックスと10〜15%のサービス料が加算される。 |
日本との時差は−13時間。サマータイム制度は採用していない。 |