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妊娠初期の喫煙 子ども肥満に

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調査を行ったのは山梨大学医学部の山縣然太朗教授らの研究グループです。山縣教授らは妊娠中の喫煙と子どもの肥満の関係を調べるため、山梨県内の市で平成3年からの6年間に妊娠した母親およそ1400人を対象に、こどもの追跡調査を行い、10歳の子ども996人分のデータを分析しました。その結果、母親が妊娠3か月の段階でたばこを吸っていた場合、子どもが10歳のときに肥満になる確率は、吸わない場合の2.9倍高くなっていることがわかりました。さらに、母親が喫煙に加えて朝食を抜くなど不摂生な食生活をしていた場合は5.3倍も高かったということです。研究グループでは「たばこによって胎盤の血液の循環が悪くなり、胎児に栄養が十分に行き届かないため、子どもは本能的に栄養を吸収しやすい体質になるのではないか」と分析しています。山縣教授は「妊娠の初期でも喫煙や不摂生な生活をすれば将来にわたって子どもに影響を与えることをわかってほしい」と話しています。妊娠中の喫煙が子どもに与える影響を調べる長期の追跡調査は世界的にも珍しく、研究成果は24日から愛媛県で開かれる日本公衆衛生学会で発表されます。
もどる10月23日 6時6分
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