
ニューデリー副市長、野生のサルに襲われ転落死 インド
2007.10.22
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20:27
JST
- CNN/AP
ニューデリー──インドの首都ニューデリーのS・S・バジワ副市長が21日、自宅のバルコニーで野生サルの集団に襲われ、バルコニーから転落して死亡した。インド各紙が伝えた。
副市長はバルコニーから転落後、すぐに病院に運ばれたが、頭部の負傷が致命的で助からなかったという。
ニューデリー市内の政府庁舎は寺院には、多くのアカゲザルが生息しており、通行人をひっかいたり、食べ物を奪い取るなど、たびたび問題になっている。
ニューデリーの高等裁判所は昨年、サルの集団が住民を脅かすこと食い止めなかったとして市当局に処分を下し、なんらかの対策を練るよう指導したばかりだった。
しかし、インドで広く信仰されているヒンズー教では、サルは神聖な生き物とみなされており、多くの人々がバナナなどのエサを与えている。
市当局ではこれまでに、捕獲業者をつかってサルの追放を目指しているが、成果は上がっていない。