3年生を受け持つエリオット先生は、常に「子供たちを差別意識というウィルスから守りたい」と思い続けており、キング牧師の暗殺を受けて、日頃の思いを実行することにした。差別される側の気持ちを実際に体験し、子供たちの人種差別に対する考え方を変えさせることを目的としていた。
実験授業の結果、「優れている」とされているときにテストの点数が最高で、「劣っている」とされたときに最低であることもわかった。それから約16年…
番組では、大人になった生徒たちが集まりエリオット先生と一緒に、当時の実験授業の映像を見る。そのとき、どんな気持ちだったのか、なぜそのような発言をしたのか、またその後の人生において、この授業で学んだことがどのような場面でいかされたか、などを教師とともに語り合う。
エリオット先生はその後教職を去り、人種差別に対する犯罪がなくなることを願って、全米各地の刑務所や企業でこの試みを行った。この番組の中でも、刑務所で職員に対して行われた講習会の様子が紹介される。
1985年 エミー賞受賞作品
原題: Class was Divided
制作:
WGBH(アメリカ)
2006年