[2007年10月22日(月)の KCT TVニュースから]倉敷駅前東ビル問題 天満屋の正式出店決まる(倉敷市)
三越倉敷店撤退後の倉敷駅前東ビルに天満屋が正式に出店することが決まりました。 東ビル対策会議によると、天満屋は、今週25日(木)に東ビル管理組合法人などと正式出店の仮調印を行います。オープン時期は、来年3月末で天満屋は早い時期にビルの内装工事などの開店準備を進めることにしています。しかし、天満屋が求める一括賃貸に向けて地権者一人の同意が得られておらず、東ビル対策会議では法的手段を視野に入れ、強力に交渉を進めていくとしています。天満屋の正式出店に対し倉敷市の古市健三市長は、「倉敷駅前の顔として駅前に明るさと賑わいを取り戻し、中心市街地の活性化へ貢献するものであると喜ばしく思っている」とコメントしています。一方、天満屋は、「倉敷の玄関口にふさわしい百貨店になるよう、全力を挙げて店作りに取り組みたい」とコメントしています。 第1回倉敷市立大学審議会(倉敷市)
倉敷市立短期大学の4年制移行など新大学のあり方を審議する倉敷市立大学審議会が発足し1回目の会議が開かれました。 審議会には、学識経験者や教育関係者など委員15人のうち12人が出席。倉敷市の古市健三市長から委嘱状が手渡されました。委員のうち7人は、以前の市立短大審議会のメンバーで、今回の審議会には新たに8人を加えました。会長に選任された岡山商科大学大学院の岡本輝代志教授は、「18才人口の減少で大学運営が困難になる中、責任の重さを感じています。」と挨拶しました。倉敷市は、去年11月に「人づくり学部」の中に「ビジネス学科」と「ヒューマンケア学科」の2学科を設置する内容の新大学基本構想を示しており、パソコンを使ったオンデマンド授業を取り入れるとしています。しかし、この案に対し、従来の答申案を踏襲していないと市議会や短大側から反発が相次ぎ短大改革は混乱しました。そのため、倉敷市は、改めて審議会を発足させ、学部、学科構成や開学時期などを検討することにしたもので、再度、原点に戻っての協議が行われます。倉敷市立短大の改革は、平成14年度に実施された包括外部監査で年間2億7000万円近い短大への支出が市の財政を圧迫していると指摘されたことに端を発しており、4年制移行など市の構想案での倉敷市の支出は、年間で6億3000万円近くになる試算で新しい大学設置による費用対効果が審議の焦点となります。審議会は、月に1回程度開催され、来年の3月までに答申を出す予定です。 建物火災で人命救助の男性表彰(玉野市)
今月6日に玉野市で発生した建物火災で、逃げ遅れたお年寄りを助けた倉敷市内の男性に玉野市消防本部から感謝状が贈られました。 感謝状を受けたのは、倉敷市児島味野の会社員・友實寛之さんです。玉野市消防本部の松浦秀樹消防長から感謝状と記念品が贈られました。友實さんは、今月6日、仕事で玉野市玉2丁目の火災発生現場付近にいたところ、近所の人から「家の中にまだ人が残っている」という話を聞き、火の手が上がっている家の中に入り、火元の台所付近にいた堀芳子さんを救出しました。救助された堀さんは、足が悪く、火災発生当時、一緒に暮らしている息子は、外出中でした。玉野市消防本部の松浦消防長は、「救出の判断が遅れていたら、堀さんの命に関わるところだった。友實さんの勇気と的確な判断に感謝したい」と友實さんを讃えました。 児島文化センター「おもちゃの日」(倉敷市)
「おもちゃの日」と題して、児島文化センターが、地元の子ども達に開放されました。 このイベントは、去年4月から倉敷市の指定管理者として市内5つのホール施設を管理している倉敷市文化振興財団が企画したものです。倉敷市文化振興財団では、施設の稼働率を上げるとともに、地元の人たちに親しみやすい施設の運営を目指そうと、今回試験的に児島文化センターを開放しました。地元 味野幼稚園の園児や、その保護者などおよそ100人が招かれた会場には、裸足で遊べるようにマットが敷き詰められ、子ども達は、用意されたブロックやすべり台で夢中になって遊んでいました。また、会場では、着ぐるみ姿での愉快なコンサートも行われ、子ども達は、目を輝かせながら手拍子をしたり一緒に歌を口ずさんだりしていました。倉敷市文化振興財団では、管理する他の4つの施設でも施設の開放日を設けることにしています。 倉敷・薗小 児童が稲刈り体験(倉敷市)
倉敷市真備町の薗小学校の5年生が、地域の人たちと一緒に稲刈りを体験しました。 薗小学校では、薗まちづくり推進協議会の協力を得て米作りに取り組んでいておよそ12アールの学校田の稲穂も黄金色に色づき収穫期を迎えました。今年6月19日に5年生43人が田植えしたもち米の苗は、害虫による大きな被害もなく順調に育ち、例年になく、豊作です。鎌を使う手刈りの方法を教わった子供たちは、ザクッ、ザクッと音をたてながら、稲穂を一株ひと株、丁寧に刈り取っていきました。刈り取った稲穂は、すぐに、脱穀機にかけられました。いつもの年なら、7俵ぐらいの収穫があるそうですが、今年は、それ以上の豊作で子供達は、多くのお餅がつけると喜んでいました。 阿智神社秋季例大祭(倉敷市)
倉敷市本町の阿智神社で、10月20日・21日の二日間、秋祭りが賑やかに行われました。 阿智神社では、毎年、秋の例大祭にあわせて、神輿行列が氏子地域を巡幸するなど、大勢の氏子が参加して実りの秋を祝っています。秋晴れとなった21日は、今年当番の新田地区の氏子を中心に、およそ300人が行列を組み、朝7時に神社を出発。美観地区から倉敷川を沿って、新田地区や阿知の商店街、それに昭和、美和、東町など、およそ15kmの道のりを一日かけて練り歩きました。各地区に設けられた御旅所には、付近の住民が大勢集まり、阿智神社の祭神・宗像三女神に扮した乙女たちの舞や獅子舞などを楽しんでいました。また観光客で賑わう美観地区では、三女神が川舟に乗って巡幸したり、倉敷千歳楽保存会と競演する光景も見られ、大変な盛り上がりでした。KCT・倉敷ケーブルテレビでは、この秋祭りの模様も含め、阿智神社の一年間の主な行事をまとめた特別番組を、年末年始の特別編成期間中に放送する予定です。 「継ぐ」プロジェクト発足(倉敷市)
伝建地区指定の地方都市が集まって交流する場「伝統的建造物群街会議『継ぐ』プロジェクト」の設立総会が、19日、倉敷市内で開かれ、活動をスタートしました。 『継ぐ』プロジェクトは、歴史ある町並みや景観、暮らしを、次世代に継承していくことを目的に、倉敷商工会議所や倉敷ケーブルテレビなど、商業観光団体や地域メディアが中心になり発足した会です。この日の設立総会には、富山県高岡市や滋賀県近江八幡市、鳥取県倉吉市、それに広島県の竹原市や徳島県美馬市といった北陸・近畿・中四国の地域から、商工会議所やケーブルテレビ局、街づくり団体など、およそ30団体、70人余りが出席し、正式に会を発足しました。実行委員長で倉敷商工会議所副会頭の森田昭一郎さんは、「同じような課題を抱えている各都市が交流することで今後新たな連携と取り組みが期待できる」などと話し、今後、年一回、各都市持ち回りで総会を開催し、交流を深めていくことにしました。総会に続いて、基調講演と各地の事例発表が行われ、金沢市における産学官連携による街の再生事業をはじめ、各伝建地区で抱えている課題や取り組みが紹介されました。KCT・倉敷ケーブルテレビでは、この『継ぐ』プロジェクト講演会と事例発表の模様を、年末年始の特別編成期間に、2時間番組として放送する予定です。 中庄スポーツフェスティバル(倉敷市)
中庄小学校区の地域住民による運動会「中庄スポーツフェスティバル」が21日、倉敷スポーツ公園で開催されました。 今年で24回目となる地域の運動会は夏祭りと並ぶ秋の恒例行事になっています。今回も中庄学区内27の町内会から地区住民およそ2000人が参加しました。子どもとその保護者、そして高齢者と三世代がふれあうことで親睦を深めるのが狙いです。運動会では17の競技が行われ町内ごとに優勝を競いました。中庄学区町内会連合会の大森強史会長は「この運動会は地区住民が一体になれるいいチャンス。今後も続けて明るい中庄にしていきたい」と意気込んでいました。 (最終更新 10/22-19:13) |