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血液製剤投与リストの調査結果について記者会見する厚労省の担当者=22日、東京・霞が関

薬害肝炎、厚労省が調査結果を公表

 汚染された血液製剤フィブリノゲン投与後にC型肝炎を発症した可能性のある418人に事実関係が知らされていなかった問題で、厚生労働省は22日、165人の氏名などの個人情報が見つかったと発表した。同省は今後、製薬会社とともに最終的な患者の特定を急ぎ、肝炎発症の可能性を伝え、検査や治療などを促す。

 418人の情報を載せたリストは2002年、旧三菱ウェルファーマ(現田辺三菱製薬)が同省に提出。国が患者を特定できる情報を把握しながら5年間本人に通知しておらず、対応の遅れに批判が集まりそうだ。

 一連の問題で、同省は同日午前、リストに関する内部調査結果を公表。別に保管した資料と照合した結果、リストの418人のうち、氏名や住所などの個人情報が判明したのが165人。2人の氏名と116人のイニシャルが記載。残る47人は、年齢や性別などの情報はわかった。(12:13)

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