赤福が売れ残りの商品をあんと餅に分けて再利用していた問題で、浜田典保社長は会見で、「むき餅」の再利用は、これまで全体の1%としていた説明を覆し、6割から9割を再利用していたことを明らかにしました。
売れ残り商品の再利用問題で、浜田社長はこれまでの「むき餅」の再利用はわずか1%という説明を訂正し、6割から9割を再利用していたと明らかにしました。また、浜田社長は、「国内産を使用」とうたっていた小豆や餅米ついても、一時、中国産やカリフォルニア産をそれぞれ2割程度、使っていたことを明らかにしました。また、三重県は、再利用したあんや餅には、消費期限切れのものも含まれていたと発表しました。
一方、数年前まで赤福に勤めていた元従業員は、偽装現場を生々しく証言しました。
元従業員:「戻ってくる商品を『まわり、まわり』と言って翌日にまわすから『まわり』。内々では『まわり餅』と呼んでいた。『冷凍すると日が止まる』という言い方をよくされていた。冷凍すると一日と数えない、一日寝かせておいても。きょう作っても、あすの日付を入れる。そこの印字を変えているのは見たことがある」
元従業員は「当時の工場長も一緒に包装紙を巻き直していた」と話しています。