ニュース成年向け同人誌イベントに会場貸し出し拒否 都産貿台東館比較的小規模な同人誌イベントが毎週のように開かれる都立産業貿易センター台東館が、5月に開かれたイベントについて「公序良俗に反している」として、今後の会場貸し出しを許可しない方針をイベント主催者に伝えた。2007年10月22日 22時01分 更新
東京都台東区の「都立産業貿易センター台東館」で、平成17年から5月にかけて、ポルノコミックの即売イベントが計6回行われていたことがわかった。同館は「公序良俗に反している」として、イベントの主催者側に今後は貸し出しを許可しない方針を伝え、主催者側も了承したという。 同館や主催者側のホームページなどによると、このイベントは「マニアック総合同人誌即売会 アブノーマルカーニバル」と題された即売会で、年2回のペースで開催。100以上の同人誌サークルが参加、少女の過激な性行為などを描いたコミックが販売され、5月のイベント時には約1000人が訪れていた。 同館では、若い才能を発掘し、アマチュアに活躍の場を広げてもらおうと、同人誌イベントを年間40−50回開催。これまで「まじめな同人誌がほとんど」(同館)だったため、イベント内容を詳細にチェックしていなかった。イベント当日は職員が巡回などを行うが、コミックの中身まで確認していなかったという。 インターネットに詳しい同館の職員が5月以降、たまたまネット上で主催団体のサイトを発見。主催者側が予約に訪れた7月、施設の貸し出しを認めない方針を伝え、主催者側も了承したという。 同施設は、中小企業の振興に取り組んでいる都の外郭団体「東京都中小企業振興公社」が運営している。 関連記事
[産経新聞] copyright (c) 2007 Sankei Digital All rights reserved.新着記事
|