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DMVが脱線 小清水 試験営業中、けが人なし(10/22 07:30)
【小清水】二十一日午後零時二十分ごろ、網走管内小清水町浜小清水、JR釧網線の浜小清水駅構内で、試験営業運転中だった鉄陸両用車両デュアル・モード・ビークル(DMV)が発車直後、脱線した。乗客十二人と運転士ら乗務員三人にけがはなかった。 客を乗せた運転中の事故は初めて。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は同日、調査官二人を現地に派遣した。 JR北海道によると、脱線した場所は線路の本線に入るための引き込み線上で、半径三百メートルの緩いカーブになっている。DMVは浜小清水駅裏の路上を出発、道路を十メートルほど走って線路に乗り入れた後、さらに約十メートル走ったところで鉄輪が進行方向の右側に約十五センチ外れた。同社によると、乗客の主婦は「『前輪が外れた』とアナウンスがあって脱線を初めて知った。衝撃はなかった」と話していたという。 同調査委の調査官二人は二十一日夜、現地で約一時間にわたって鉄輪周辺や線路の傷などを調べたが、原因は特定できていない。二十二日午前九時から調査を再開する。 この事故のため、DMV二本と普通列車六本が運休、約八十人に影響が出た。JR北海道は「全国から注目される新しい乗り物でこのような事態を発生させ申し訳ありません」とのコメントを出した。 DMVはローカル線の有効活用を目的に同社が開発した、世界初の鉄路と陸路の両用車。今年四月から土日祝日に一日三便、浜小清水−藻琴駅間で、客を乗せる試験的営業運転を行っている。DMVの脱線は、二〇○五年十一月、空知管内月形町のJR学園都市線の踏切で走行試験中、積雪により発生して以来、二度目。 |
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