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史郎氏が興毅にあてた手紙に丸写し疑惑…アニメのせりふに酷似
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ボクシング界の名物一家、亀田家の父、史郎氏(42)がかつて長男、興毅選手(20)にあてた手紙に“丸写し疑惑”が浮上している。昭和48年10月から1年間放送されたアニメ「侍ジャイアンツ」のセリフに酷似しており、ネット上で話題となっている。
手紙は、昨年8月にTBS系スポーツ番組「Jスポーツ」(現在「Jスポ」)で紹介。史郎氏が世界王者となった興毅に送った直筆とみられる手紙で、司会者によって読み上げられた。感動の内容だが、実は侍ジャイアンツ最終回で「川上哲治監督」が主人公の「番場蛮」に送ったメッセージとそっくりなのだ。
書き出しの「興毅ほんとうにおめでとう。お前はもう親父だけの者ではない」は、セリフの「番場よ、本当におめでとう。お前はもうジャイアンツだけの侍ではない」とウリ二つ。手紙の「戦陣の谷に何度落ちようと前え進め」はセリフの「千尋の谷に何度落ちようと前へ進め」に相応。誤字はご愛嬌とはいえ、中身はセリフをなぞらえたような内容だ。
動画投稿サイト「ニコニコ動画」には、音声なしの番組の映像にアニメの音声を付けた「作品」が投稿され、2万回以上も閲覧された。ネットの掲示板で話題になり、17日にはTBSのラジオ番組でも取り上げられた。
TBSの広報部は「放送時にアニメのセリフと似ているという認識はなかった。史郎氏が素直な気持ちを綴った手紙ですし、視聴者からの問い合わせもない」。アニメ侍ジャイアンツの著作権者の一人である制作会社トムス・エンタテインメントの関係者は「私信なので問題視する予定は今のところありません」としている。アニメは梶原一騎氏原作のスポ根モノで放映当時大人気だっただけに、史郎氏のオマージュなのだろうか?