新たに4団体参加/検定撤回はがき運動
沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」から日本軍強制の記述を削除した文部科学省の高校歴史教科書検定問題で、県婦人連合会、県老人クラブ連合会、県遺族連合会、元女子学徒隊でつくる「青春を語る会」は二十二日、検定意見撤回の意思を福田康夫首相や渡海紀三朗文部科学相に寄せ書きやはがきで送る運動に参加することを発表した。
すでに運動に取り組んでいる県子ども会連絡協議会に続くもので、各団体の代表が同日午前、県議会で会見し、県民への協力を呼び掛けた。
今後、五団体以外の団体にも協力を呼び掛けていく。
沖子連の玉寄哲永会長は「検定意見を撤回しない政府に対し、『有力な審判者は県民の声である』との呼び掛けで県民運動を展開したい」と協力を呼び掛けた。沖婦連の小渡ハル子会長は「なぜ、真実を真実として伝えようとしないのか。県民一人一人がはがきを送り、声を届けよう」と訴えた。五団体は街頭で県民に寄せ書きを募る考えも示した。問い合わせは沖子連、電話098(941)4766。または沖婦連、電話098(884)5333。
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