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Nectaful

アニメ・おもちゃ・カメラ等が趣味な日常のプログです。よろしく!(スクロールで見るには下の ブログ の文字をクリックらしいです)

2007/10/19

都立産業貿易センターに大拍手!!

◎ 自分を以前から攻撃してきたネットウォッチ板のストーカー連中による叩きスレッドのオフ会幹事だった人物が、副代表を務める異常趣味系18禁同人イベントについては以前から書いてきている通りだけど、第5回が開催されて以来、次の回の告知がなされていない。
  自分は確かに会場の都立産業貿易センターに対して電話はかけたが、実質会場に販売物を確認して欲しいという事と、会場側に状況を認識して欲しい、対応できるなら対応して欲しいという事を伝えただけで、イベントを中止にしろだのつぶせだのいう話は全然電話でしていない。
  電話の内容ってのは前に書いた通りなんだけどね。つまり、猟奇系の事件が増えている事なども含めた、漠然とした会話だった。丁度都内の医者の息子による妹バラバラ殺人の時期だったり・・・台東区の近くの川でも人体の一部が上がったりしてた。中国のミッキーやクレヨンしんちゃんの問題も確かに・・・・・・タイのウルトラマンについては、ちょっと事情が異なるのだが。

  ところが、つい最近になって、同イベンターが開催しようとしていた別の某東方系イベントが、18禁系全面禁止を言い渡されたらしい。
  それまであそこは先に挙げたところの、四肢切断だの汚物だの、妊婦だの断面だの触手だの少年幼女輪姦だのの同人誌を販売してきていたわけなので、あのイベンターに関してはエロ全面禁止になっても当然だとは思うんだが、そのイベント以外にも会場使用上のルールの更新説明があったらしい。他のコスチューム系イベント(某「コス●フェ」)などによると、要するに猟奇系などのグロ(過剰な暴力性加虐性で人を興奮させるようなものね)は売るなという事、18禁エリアと一般エリアのゾーンニングの徹底、POPやのぼりや表紙イラストの許可ライン・・・というのが決まってきた、という感じのようだ。 (※ 重要なのは、それらが書かれていた某「コス●フェ」のアナウンスによると、これら各イベントへの注意が 行政指導 であるという事である。)
  別のイベント(「コス●フェ」等)ではまだ18禁禁止という事にはなっていない。問題はつまりは、都の施設で売ることを許しうる同人であるかどうか?って事なんだと思う。
  これらの事は確かに電話で話した事ではあるけれども、実際こういう風に決まってくれていくとは全く思ってなかった。実際5月から全然電話とかしていない。 で、これは今まで多分まともにどこの会場もやっていなかった事だと思う。一般論として絶対に必要だ、と言われることを、実際に決める事はパワーがいる。客観論で「こうした方がいいよなぁー」と慨嘆するのは簡単なことだけど、それを社会常識と「表現としての同人誌」に許されうるエリアとの接線を探っていくのは大変な事なのだ。そういう意味では、僕的には今回のルール作りには拍手を送りたい。ゾーンニングなんて、あの最大規模即売会ですらやっていない! ていうか、どっかが絶対やらなきゃならない事だったんだよね。
  ぶっちゃけ今までが何にもなさすぎたって事だと思う。

  しかし、この告知がされた後がひどくて、例によって、同人イベント板の各スレッドで僕に対して「氏ね」だの「殺されるぞ」とか「日本を出ていけ」だの「年内まで生きていられるかな」だの「首をへし折る」だの「どうしてくれようか」だの・・・まぁぶっちゃけ 殺意の大合唱 状態になってるので困った。煽っているのは例の猟奇イベントの副代表スタッフとそのシンパたちに間違いないわけだけど・・・でも僕は「会場側で販売物をチェックすべきだ」って言っただけなんだよね?ダメなら仕方ないじゃん。それどころか彼らの東方イベントの申込書には、申込書に「18禁と隣り合わせでいいか嫌か」と書く項目があったらしい。隣でいいか嫌か?って事はつまり客側から見てもごった煮配列だって事である。つまりゾーンニングしていないって事。
  ていうより、つまり彼らは彼らの猟奇イベントや東方イベントに関して、その猟奇性故に18禁規制された事を、無理やり「18禁同人誌全体の危機」に摩り替えようとしてるんだよね。
  で、「18禁同人誌全体の危機に陥れた森本を許すな!!」みたいなメチャクチャな論旨に摩り替えて彼らは煽る煽る。で、連中、僕の住居地まで書き込むし・・・。つまり、他の悪質ではない同人関係者を、彼らが僕を攻撃するための手駒にしようとしている、ただそれだけなんだよね。
 それに現在の法的基準で許されうる範疇の表現であればそれでいい、って事なら、つまりは普通に作品作ってればそれでいいはずじゃん?会場の人が来ても問題ないでしょ?
 「主観的判断で決められるのは嫌だ」それは判る。僕も客観的にそう思う。
 局部が見えてるか否かを主観的に決められたくない、っていうんだろうね。 でも仮に性表現が無修正で構わない時代が来るにしたって、それを勝ち取る資格は、現在の18禁同人界には無いと、僕は断言する。 アメリカのハードコアポルノだって、完全にあれはセックスというものに対する理想主義の産物なわけでしょ?
 それに対して・・・・少女や幼女に妊娠させ堕胎させたり鬼胎を生ませたり、排泄物を食わせるわ、少女の眼球摘出だのの・・・その手のエロ同人誌を販売してきた(しかも2次創作で元ネタがあった場合目も当てられない)のは彼らのイベントなのであって。そういう暴力性加虐性を横溢させて読者を興奮させる性表現を、「努力して作った同人表現なのだ」と、大人が認めるべきかどうか??って事が突きつけられたんじゃないんだろうか?? 君達18禁なんだろ?「大人」なんだろ?大人が人に売っていいものと悪いものがあるんじゃないの?っていう。
 多分僕の電話がどうこうじゃなくて、例の警官の父をマンガ家志望の娘が斧で殺した事件、や、絶えることなく続く幼女や少年への暴力や、「ひぐらし」「School Days」「こどものじかん」の放送中止や、今回の兵庫県加古川市の小2殺傷事件・・・がそうさせたのだろうと思う。
  (加古川市の殺傷事件は・・・不審者が過去目撃されてるらしいんだが、なんか、フランス人形みたいなものを抱えていた男、ってのが目撃されてるらしい。昨日のCX系夕方5時のニュースで報じられていた。しかもその人形は目撃ごとに片目を失ったり、腕を失ったりしていたそうだ。ドールオタでも同人側の人々には、猟奇的な人形にカスタムする人々はいるのだが(まぁ目や腕を外すだけならカスタムなんて言えないか)・・・・・過剰な憶測は捜査の進展の邪魔になるのでやめておくけど、自分の考えは一応本庁に既にメールで送った。  ※ドール系でタナトスだの耽美に走る人は同人系から入る人が多い。しかし女性の場合は純粋に女の子の頃からの夢の延長物として玩具コレクターとして入るので、そういう残酷性には走らない人が多い。その意味ドール系の同人の人も、結構最近はバランスが崩れていると思う)
 
  例の猟奇同人イベントのイベンターはこの1年で、「.hack」の同人誌即売会や、ドール系即売会(これは募集→中止→延期→更に募集→結局中止。不快感をあらわにしたドール系リンクサイトの掲示板は半角文字列で完全に荒らされた)、ロボット系即売会2つ・・・・・・計4つものイベントを台東館で予定しながら結局中止にしていたので、会場側はかなり怒っていたかもしれない。そこが予約しなければ、他のイベントが開けてたかもしれないわけじゃん?
 副代表と組んでる大規模イベント関連店のナチス軍装品販売スタッフが、猟奇書籍や中古エロコミックなどを企画ブースで販売してたわけだけど、中古物品の販売をちゃんと別に会場に申請してたのか?って疑問も確かにあるね。いや、本当に、都内のフリマはきびしいよ?警官が結構来るときあるし。万引きの警戒もそうだけど、販売禁止物(発禁本も、基準にひっかかるような昔のモデルガンも)が販売されててもやばいでしょ?
  物品販売イベントとしては、やはり都立産業貿易センターの浜松町館の方で開催される予定だった「2007夏 東京激震祭」というトイガン系イベントが中止された件も大きいと思う。主催側の店がイベント販売した物品で少年が傷害事件を起こして、色々あって中止になったという事らしい。どちらにしてもオタク系やミリタリー系がきつい事を都産貿にし続けてしまったって事なんだろう。オタクの傷害気質、僕もまたそれを実感しているが、会場側も行為や作品でそれを感じている。それは既に現実だから、もう言論で揺るがしようがない。
  秋葉原で延々と続くオタクからのナイフ狩りや、ミリタリー趣味と一体化したアキバでのオタクデモ・・・・・・。
  そういう意味では、単に同人ムーブメントに接する側が、餓鬼か大人かをふるいにかけるルールになってるんじゃないかとは思う。会場側すら知らない状態で好きに同人側がやりすぎてた事が問題だったんだろうと思う。どうせ同人の人々は彼らの「森本氏ね」に煽られるだろうが。
 
  ・・・本当、会場側には全然罪がないと思う。  かえって表現の自由の将来性につながると思うし。 拍手したい気持ちです。


 ( 追1: 某サイトによると、その他9月のグレンラガンオンリーイベントが、許可を取らずに近所の公園を入場待ち場所にしたり、同じ日の別イベントとも更に入場で対応のまずさでトラブったのを例に上げてた。でもそれは別に今回の18禁関連の規制とは全く関係ないと思う。あと僕はストーカーじゃないので念のため。>そのサイト)
 
 ( 追2: 前のエントリーに書いた「ひぐらし」などの作品が京都府京田辺市の斧事件に与えた影響について、僕は「ある」と考えているが、同人ファンたちは同人文化を守るために「影響は無かった」と決め付けたいらしい。僕は「同人ファンなら否定しろ」と強硬な姿勢を取る彼らに賛同しかねる。事件前後、沙都子にDVを与えていた同居人の男に対して沙都子が勇気を示す、という展開がアニメで放送された事もだけど、「ひぐらし」は、周囲の人間が警察や役場や青年団の人々すら全く信用できない構造を持つ閉鎖状況下のアニメである。
 当然斧事件の彼女の父親の警官の「女性関係」諸々についても、犯行を起こした少女が「何を言っても誰も聞いてくれそうにない」「父のことを周りの人々に言っても信じてくれそうにない、言ったら父にどんな目にあうかわからない」、と云った心理に彼女が至っていたことは容易に想像できる。(かといって誰かに言っても父が懲戒処分を受ければ路頭に迷う。また、同人界では(エロ派閥いるだけに)警察は煙たがられる傾向にあり、彼女の相談相手は余計にいなかっただろう)また、マンガ家になりたい夢を父親に否定されていた可能性もある。どちらにしても、彼女が「ひぐらし」の登場人物少女に共感しやすい心理状況だったことは想像に難くない。
 いくら共感したとしても、犯行を行いやすいアイテムが提示されなければ少女の手ではそうそう屈強な「警官の父親」は殺せない。つまり、何かに影響されて犯行を起こした、という結論以外ありえない、と僕は思う。この手の事件が起こった時に、単純に条件反射で「ゲームやマンガやアニメなどの作品の責任ではない」と考えるのは、はっきり言って言語道断である )


 ( 追3: 斧事件の彼女が黒ワンピース(ゴスロリ的なものと言われている。普通の服なら報道されないだろう)を着ていたなどの件もあるが・・・いわゆる「病ンデレ」(ヤンデレ。知らない人は検索して下さい)系のアニメである「School Days」の影響性は微妙である。微妙だがあのアニメは18禁エロゲームのアニメ化なのであり、筋自体は既知だったかもしれない。一応YouTubeで見た。
  エンディングはこんな感じだった・・・ 結局、言葉(ヤンデレ少女)は、好きだったのに裏切り続けた誠に擦り寄られても壊れた心は元に戻らず、オノかナタのようなもので彼をメッタ刺しにして殺してしまった。死に行く誠の目が魚のように濁っていく過程を長時間執拗に映すのも凄惨だし。ていうか描写が長いよ。で、世界と会った言葉はカバンに入れた誠の首を世界に見せる。子供が出来たとうそを言った世界を刺し殺し、彼女の子宮を解体する「なんだやっぱり誰もいないじゃない」・・・そして彼女は誠の首を抱いて眠りながら、船で海へと・・・・
  はっきり言ってUHFとは言え、到底地上波で放送できるものではない。例えば連続ホラーアニメの中のサブタイトル1話分とかならまだ判るんだが、筋を12話通して学園三角関係ものみたいな感じで放送しておいて、最悪エンディングというのは・・・・・・鬱ゲーどころか悪影響必死である。まぁ「愛のコリーダ」と「人間失格」を足したような鬱だ。大人の僕ですら抜け出せない。
 美少女ゲームをやった経験のある人ならいいのだが、やった事のない人はびびって心臓悪くする。ていうか18歳以上でなければ耐えられない物語を、まんまそれ以下の小中学生でも見れる地上波で放送するって何?? 
 一番良くないのは、マルチエンディングな原作ゲームでは「本当に世界は妊娠しているのかもしれない?」のかもしれないが、このアニメの場合、本当には妊娠していないわけで・・・、つまり言葉は単に「自分の身をかけて誠を愛せなかっただけの少女」でしかなく、そういう自閉気味の性格の正当性のために(むしろスタッフの誠への加虐願望のために?)誠が惨殺された事にしかなってない、って事である。つまり、このバッドエンドには、誠の所業もへったくれも関係ないって事になる。
 ていうか言葉もレイプされてるんだけどな・・・かなりかわいそうだとは思う。でも、先に誠に抱かせてないんだから、仕方ない。
 愛する男に身を守られる事を選べない女の子、なのに自分で身を守れない女の子は、そうされるのが今の世の中だ(FSSでいうファティマの運命に近いね)。そういう世の中は間違っているけど、でも生きるチャンスは万人に与えられているわけだし、人生を乗り切るチャンスも与えられている。結局は大人に庇護されてしまうような未成年による殺人の地上波アニメ化。とうてい肯定できるものではない。

   むしろ。加古川市の小2女子が自宅前で殺された事件の現場周囲で目撃されたという、「だんだん身体の壊れていく人形を持って歩いていた男」の方に影響性を感じる。言葉が誠の首を「抱きかかえていた」事から想像するに、それは言葉の行為と、性別が逆転した行為に近い。その人物に事件と関係があるか否かは不明だが、その人はかなり影響受けたのかもしれないね・・・・・・。
 ていうかYouTubeにも「スクールデイズを見た海外チャットの人々の反応」のフラッシュがUPされたが、あまりの悪評だった為か削除された。もはや阿鼻共感非難轟々と言う感じですさまじい。
   (だから、アニメやコミックやゲームに犯罪が影響を受けていない、と証明する方が難しい。まして言葉は「ホラー映画やスプラッター映画好き」だから、それに影響を受けて誠と世界を惨殺したという設定になっている。それらの映画には影響性があって、「School Days」そのものには影響性がないと論ずる連中は身勝手もいい所である。)
 何でこんなアニメが日本では放送できるのか??という騒ぎにまでもし至るなら、そういう時には麻生氏をはじめとする政府が、アニメ乃至ゲームの送り手側を処断するしかないでしょう。 擁護も無理だろもはや・・・(;;)  
 やっぱワカランチンなのね、最近のアニメ界って。)

 (このエントリーはここまで・・・   各事件が起きた地名間違ってました。訂正します。「氏ね」とか大量に書かれて、やっぱ自分も疲れてる感;)

2007/10/16

同人系問題などとアニメコミック系のアンテナ

◎ 知っての通り、ここに無断トラックバックを入れている人々は、MSNのセキュリティーの穴を突いている、一種のハッカーなのですが、
Windows Liveスペースの機能更新に伴う、不具合があまりに多いので、本当にそうなのかすら怪しいと思えてはいます。でもやっぱMSNへのハッキングっぽいのだが。にしても画像サーバーが最近すぐ落ちるのは・・・>MSN これはブログもホットメールも同じ。広告バナー画像まで落ちてたぞ。

◎ 一応また本庁にメール。具体的対応を期待してるメールというわけではないが、メールの実効果は常にあるわけなので、その辺は信頼していたりはする。

◎ 同人系問題の続き。http://temple-knights.com/archives/2007/08/post_798.html や http://retropc.net/archives/2007/08/post_167.html などでも書かれているけど元ニュースが見つからない。最近ネットのニュースが消えるまでの時間が早すぎる。
  結構昔からエロPCゲームマニアには有名な原画&イラストレーターが逮捕されたというニュースなんだけど、結構当時からハードな絵を描く人だなという印象はあった気がする。最初の報道は確か「自費出版本」という書かれ方をしていた。彼のオリジナル作品だからそう書かれたんだろうと思う。つまり今回は2次創作作品だから著作権侵害で問題だとかそういう問題ではないという事。で、出版社まで事情聴取されたりしたようだ。
  つくづく創作活動というのは、志と理想が無くてはだめだろ・・・って風には思っているんだけど。異常性癖を扱って過激で面白くてそれで売れればいいじゃないか、というようなスタンスは、18禁同人誌のほとんどが現在そうなわけで、自分は、猟奇だの汚物だの幼女輪姦だののエロ同人誌を描いてるような連中は全部同じだ、と思う。で、本当は摘発の理由は丁度僕が悪質18禁同人誌を批判している考え方とほぼ同じっぽい。不必要に性陵辱的で過激だという事なんだと思う。ただ、局部描写のあるなしで言うなら、僕は性格の根がアメリカ人なので(いや日本人だが)修正入ってる方が作品としてはおかしいとは思っている。理想としては表現としては無修正の方が正しいと思う。でも、それは全部の同人表現に許されるものではないとも思う。だから、内容次第では局部描写の有無を警察に「利用」される事はあっても仕方ないんだろうな、と客観的に思う。警察が見る内容は局部描写のあるなしだけではないだろうって事。人権無視的作品内容の方が問題なわけ。例の猟奇汚物系同人イベントで売ってるような。
  だから、僕は、愛媛の松山西署を批判するつもりは毛頭ない。はっきり言って2chなどで展開されている警察批判論旨は的外れだと思う。
  で、某同人誌即売会連絡会という所が、この件において警告をしているのだが、でもね、その種異常に鬼気迫る18禁同人誌なんてそれこそ彼ら自体の運営してきたイベントで、過去それこそ気の遠くなるほど無数に販売されてきているわけで。むしろ画力を理由に優先的にサークル選考パスしてるでしょ? 山口弁護士の裁判で「コミック表現もわいせつ物である」と認定されてしまったけど、類するものは今も山ほど同人イベントで売られてるわけじゃん???しかもなんとその注意ページはあのCPSによって製作運用されている。なんてことだよおい・・・
 以前からのエントリーで書いている通り、このページを製作運用しているCPS自体が「不明瞭な金銭の流れ問題」や「サンクリ時Dホール借りそびれ」「大規模同人イベント内企業ブース値上げ時&消滅時の各問題」「公式サイト内企業概要部不表示問題」などをいろいろ抱えているわけで、既に同人誌イベントを仕切ってる側そのものが、自壊の兆候を表しはじめているという事である。客観的に見るならば。
 この流れを各即売会が脱するためには大手即売会関連の仕切る支配から離脱するしかない。内容がまっとうでない同人誌を守るために法だけ気にして団結してる姿は超うざいじゃん? ていうか、まっとうに同人頑張ってますか、みんな?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071004-00000008-omn-ent
>『ひぐらし』を放送する理由・しない理由
 京都での16歳少女が斧で父親の警察官を殺害した事件。結構自分もショックだったんだけど、少女が斧で父親を殺した、という報道が最初あった時にやっぱり自分も「ひぐらし」の影響だろうなとは思った。その後やっぱりその子の将来の夢が漫画家だったり、ゴスロリ系の黒ワンピースに身を包んでいた事から、それらのアニメ作品からの影響が推測され(ほぼ事実なのだろうが、推測という表現にしておく。数多く「斧で少女が人殺しする作品」があるならまた変わってくるが)、それに応じて京都や各テレビ局が「ひぐらしのなく頃に解」や、「school days」最終回の放送を見合わせた、ってものである。(実は現時点で北海道の教頭による猥褻事件が発覚したために、「こどものじかん」を三重テレビが放送中止決定している)
 ていうか、少女の父の女性問題があろうとなかろうと、DIYショップで斧を買って、しかも黒ワンピースで父親を殺すなんて、ゲームやアニメの影響がないとやるものではないと思うし。僕は今回の放送中止はテレビ局に良識というものがあるなら、当然だったろうと思う。ていうか他のアニメは?デスノートは?電王アックスフォームは?って意見もあるとは思うんだけどね?・・・うーむ、どう書いたものか。作品が刃物を与える行為をしちゃったんだろうな、と思う。
 (丁度斧殺人が行われた前の週、アニメの「ひぐなく解」では、同居人の男に虐待を受けていた女の子が、勇気を振り絞って同居男に立ち向かうシーンが放送されていた。犯人の少女にとって警官だった父は、既に同居人の男に過ぎなかったんだろうか)
 ホラーとかそういう問題じゃなく、「少年」や「少女」・・・未成年が殺人を起こしていく過程のドラマをホラーとして萌えとからませて描くというのは、明らかに同人やヲタの手法であり、僕は絶対に「プロの手法じゃ無い」「ていうかプロが作って公のデンパに乗せるような作品じゃねーだろが」と思うからだ。
 School Daysも半分くらい見てたけどいじめシーンは見ていてきつかった。でもラストが別の意味でそこまできついとは思わなかった。
 ていうかひぐらしは元々同人ゲームなわけで・・・要するに、同人ゲームからの成り上がり作品にありがちだから苦手だった。少年が人を殺す、というのは僕が子供の頃にCX系ドラマで見たようなエラリークィーンの「●の悲劇」などにもあった(←小説未見の人のためにアルファベットは伏せる)。
 でも、それは「推理結果としての結末、犯人が少年であった」というものであって、少年や少女が刃物を持って人を殺したり傷つけたりすることをホラーとして、また萌えと渾然とさせ描くというのはかなり良識的には「ちがう!」と思う。だって、少年や少女は人を殺しても名前が出ないんだから。殺しても大人に庇護される立場なのだから。そういう少年少女が殺人を行う作品を、アニメとして少年少女に見せちゃいけない。少年少女の悪い意味での特権を認めちゃいけないんだ。
 あの物語での殺人行為は「運命」だったり、不可避だったり、繰り返されるもの、だったりして描かれているのだが、その語り口が殺人者自身の犯罪性を薄めてしまっている。ていうか動機があるのかないのかもわからない状態で、子供が凄惨な殺人行為を行うのが、そんなにもウケる時代なんだなぁ、と。
 精神錯乱の有無に関わらず、『少年少女がエクスタシーとともに殺人を行う』タイプの作品は、大人が少年少女に提供するべきものではないんだよ・・・・・・・まじで。
 だから、そういう意味で、ひぐらし解やSchool~やこどものじかんを、放送中止するテレビ局は大人の決断をしたと思う。
 「こどものじかん」については・・・なんていうか、送り手が受け狙いしちゃうのが見えてる作品は、萌えられないよなぁ・・・と思う。
 本来ゴシックとロリータとタナトスは別物である。今の若い女の子はそれが全く判ってない・・・とドールオタでもある自分は思う。

 つまり送り手が未成熟な同人界に媚びた作品を作ってしまうのは、いけない事だ、って事だ。結局その果ては同人的猟奇萌え作品のアニメ化しかありえないから。
 ・・・・・・つまり、そういう猟奇同人がアニメにまではびこる風潮と、死(タナトス)と渾然化してしまったゴスロリ系の昨今の風潮、それらが彼女をそういう犯行スタイルへと導いたという事である。斧というスタイル提示がなければ、彼女には殺人は無理だったかもしれない。
 自分は「ひぐらしのなく頃に」は(前からこのスレを見てる人が気づくとおり)かなり苦手なアニメだったりするわけだけど。一応見てはいたのは・・・音楽が川井憲次氏だから、という事に尽きる。ていうか川井憲次氏のコンサート、本当は行きたいんだよな・・・パシフィコかぁ・・・(遠い目)
 正直、僕は犯人の女の子の描いた絵を本当にかわいいと思う。本当に、悔しい。
 

◎ 例の大規模同人即売会問題の悪質スタッフおよびそのシンパがまたこっちに粘着している。僕に対する殺意を表明したレスもまた増えてきたようだ。
 一応書いておくと、彼らによる僕への中傷が行われている2chの同人イベント板は元々その大規模即売会イベントの名の入った旧名「特設●●ケ板」という板で、ほぼそのイベントとのタイアップ板であった。エ●ァ板があったりするのと同じ理由である。
 だから元々例の大規模イベントのスタッフたちは同人イベント板では固定ハンドルで書いていた。2ちゃん対応総統・括までいたそうだ。
 http://yasai.2ch.net/doujin/kako/1008/10081/1008172524.html  (←過去ログ。2レス~3レス目など参照。当時のスタッフたちのハンドル名がテンプレに書かれている。これ以外にもかなり多数のスタッフ参加スレッドが存在した)
 それが今のようにスタッフがハンドルを使う事がなくなってしまったのは、偽スタッフも出たからかもしれないけど、結局例のナチス軍服や猟奇書籍を関連店売っているコスプレ更衣室担当総統・括が、「スタッフがスタッフとして2ch上で書き込むことは当イベント側は認めていない」という内容の表明レスをした事が過去あり、それ以来だと記憶している。大体名称が変わったのもその頃。
 つまり彼らスタッフ(村正も当日スタッフである)は、例のナチス軍服やナチスナイフや猟奇書籍を販売している例の悪質スタッフに、「名無しでしか書いてはいけない」事を命令されてしまっている。スタッフとして固定ハンドルで書くなと言う命令を聞くわけだから、悪質スタッフの命令なら何でも聞くわけで、当然僕に対する2ch上での弾圧行為にも、相当数のあのイベントのスタッフが参加してきたと思われる・・・って事です。
 当然、彼ら固定ハンドルスタッフたちが全く書き込まなくなったわけでもないだろうし、他にも書き込んでいるスタッフは多いだろうし、でもどちらにしても
 何にしても、イベント主催企業の利益の為に、彼らが2chを使って情報操作してきたのは・・・・・・つまりはウィキスキャナーで発覚した例の問題と全然違わないよね。
 そんなことを連綿と行っていた人々が、名無し批判をしている事自体が全然理屈に合わないと思う。つまり、他人を名無しだと責める資格は、彼らにはない。  2chを使う時に名無しで書き込む行為は、彼ら最大規模同人イベントスタッフたちの、主義であり方針 なわけだから。  そういう連中(各イベントスタッフ)が僕を攻撃しつづけてきたわけ。これは一応重要事項なので知っておいてください。再確認しておくと、特にこの辺。  


◎ ちょっと明るめの話題を書くと、昨日15日のCX系「とくダネ!」で、ハルヒのSOS団をまるまるコピったような格好の若いオタクの人たちが特集されていました。
  彼らは公園に出張っては、ハルヒのエンディングのダンスを踊るという・・・
  そして公園に潜む不思議を探すと言う・・・ 
  というか小学生の頃の自然観察のような行為を行うのは、受験に明け暮れた世代にとっては癒しにはなるかもしれないが、「SOS団」とか、名前までまんまコピるのは独創性にちょっと欠ける。でもそれは同人世代のオタは大体そうか。行動しようとする意気は良し。
  彼らを取材するのはわれらが殿下こと小野寺昭氏。終始唖然、そして一喝!!
  「そんな現実逃避をしていていいと思ってるのか!!」
  「有意義というがそれが何の役に立つのか!!」  (;▽;);;;;;;
  大爆笑。いや確かにあれは・・・あまりに何も考えていない(@▽@);;;;;;
  それがいいんだという考え方もあるが。それにしてもこないだ終わった深夜の環境問題番組にしても・・・小野寺氏は怒れるおじさんキャラが板に突いてきた。超楽しかったですが、見てて全身に冷や汗かきました(笑)

(つづくー)

2007/10/05

「怪獣と美術」展と、自作マン初稿フィギュアその後

そんなわけで本日深夜から ウルトラセブンX が放送開始なわけですが、
今、JR三鷹駅南口正面のビル5Fの 三鷹市美術ギャラリー にて、
「怪獣と美術~成田亨の造形美術とその後の怪獣美術~」展が開催中です。
ウルトラQ、初代ウルトラマン、ウルトラセブンのヒーローや怪獣のデザイン画を含めた展覧会です。
もう少し早く行こうとは思ってたんですが。ていうか実際行ったのは先週末だったんですが。

自分は成田氏の美術教室に2年位通ってたわけですが(大体2年位でやめました。それについてはここここですが、それはともかく、
展覧会自体はやめて以来行っていなかったので先生の絵をまとめて見るのは本当に久しぶりでした。単品の絵ならゴジラやさんがイカルスの絵を店内に飾っていたり、・・・今もマンのマスクを飾っているけれども。懐かしかったです。デザイン画やイラストや絵画や彫刻が大挙展示。
マンやセブンやヒューマンの、「雲一面」をバックにした立像はやっぱりダイナミックでカッコいい。
やっぱ各ウルトラ怪獣やヒューマンやバンキッドの怪獣宇宙人のデザイン画は見ごたえありです。「翼をもった人間の化石」もありますが・・・どこにあったんだろうか、この作品は・・・今まで・・・
その他の成田作品にもひたれるし、個人的に大好きな「宇宙人の気配」や、「宇宙人の影」や、四次元系習作シリーズも多かったです。良かった。カネゴンやヒューマンのイラストもあったし。図録には掲載されてませんが、ウルトラマン初稿のデザイン画も展示されてます。
高山良策氏の造形や絵画、彫刻も魅力あったし(かなぶんおやぶんや電話シリーズを見れたのが良かった。)池谷仙克氏の怪獣デザインや、最新作のシルバー假面のデザイン画、ザビーネ=シルバーやマリアのマスクなんかも展示されてて、それがめっちゃ良かった。大魔神立像2体も良かったねぇ・・・
なわけなので、展覧会としても本当に満足でした。
図録も2000円とかなり安いので、おすすめです。でもなぁ、表紙怪獣がブランカーなんだよなぁ・・・自分は着ぐるみのブランカーは好きなんだけど、このイラストのは怖いので苦手なんだよなぁ・・・(爆笑;) でも勧める。通販もしてるらしいけど、ミクストメディア系は錯視トリックが使われてるので、実際見ないと全然効果がわからないぞ、と。
なんと言っても・・・90年の個展で展示された「天空人E」が再展示されてた事が自分としては一番嬉しかったです。やっぱカッコいいや、このヒーロー。
こ・・・これは、僕にフィギュア作れって事か?そうなのか?萌え系に行きたいんだぞ僕は。
それにしても名前があっさりと 「新怪獣」 になってるのはなんで??

で、写真は展覧会会場のロビーですが・・・一番左の立体は、自分が持ってって写真を撮った、
自作の700円ソフビサイズのマン初稿のフィギュアです。これもまた錯視トリックw
ウルトラマン初稿のフィギュア製作過程について、詳しくは自分のHPの http://www.geocities.jp/lecto_000/man_0.html に書いてますが、ちょっと修正して、今ではマスクはこんな感じです(下の写真)。これが最新状況。展覧会のスタッフさんと売店の女性には見せて話したけれど、当日は人が少なかった・・・。90年ごろ、丁度僕の通ってた頃の個展ポスターが販売されてました。残り2,3枚ずつだったのでぎりぎりセーフだった。
でも結構 題不詳 になってる怪獣彫刻とか多かったね。図録で言う1-60は るせいじん(流星塵) だと思うんだが。あと、1-58の頭は初稿グリーンマンのヘッドだけど、後に天空人Bのヘッドにもなっていたと思う。1-55は・・・鬼彫刻のプレハブにも飾られてました。眺めながら色々作業してたわけね。

色がサーフェイサーを吹いたままの色なのは80年代TRIの彫刻ソフビにあわせたからだけど・・・なんで精密にしたくなかったかというと、つまり、成田氏の宇宙人彫刻3体というのは、現代人の作った彫刻ではなくて、所謂古代の人々が作った恐竜土偶のような・・・オーパーツに近いものを意識してるんじゃないかと思うんだよね。ブロンズ像っぽいカラーではあるが。つまり岡本太郎氏が縄文土器や土偶の世界を目指したのと似ていると思う。
時代的に場所的に「あってはならないもの」がここにある、という感覚?それを成田氏自身の創作活動になぞらえたんじゃないかと。それがここまで自由活発に正義を語りポーズを取っている、って事に価値がある。確かに腹筋とかも左右一体だったりして人間とは違うしね。
ウルトラマンの初稿デザインというのは、要はウルトラマンになる過程でそぎ落とされたいらないものが逆に着いてる形態だったりもするのですが、その最たるものが鬼のイメージなのは言うまでもなく、つまり大江山の鬼というのは、成田氏的にはウルトラマンの陰画の部分だったんだろう、ってのは言うまでもない。
どちらにしてもオーパーツ的荒さを考えるなら、自分の造形物も細かく作る必要はなかったか。前のバージョン位がよかったか。

それにしてもオーパーツ的感覚は展示されてる全立体やミクストメディア系に横溢してます。四次元系好きな人には良いですね。
・・・ていうか三鷹展では、鬼のレリーフの展示はあったけど、大江山の鬼のコーナーは全く無かったです。なので目録の件はさっぱりわからないよ。足利では展示されるらしい。

なんで今ごろ紹介するかというと、すでに展示期間後半なので。10/21までだそうです。つまりあと3週間分の土日は見る事ができます。
やめた理由が理由だからなんですが・・・まぁ、いいじゃん?これから紹介した方が意味ありそうだし。
というわけで特撮ヒーローファンやご家族連れの方是非どうぞ。

ただ、この展覧会は女の子には向かないかもしれないかなあ。やっぱ結構怪獣って身もふたもなくバイオレンスなののいるので。家族や子供と一緒じゃないと、ってのはあるかも。
女の子が凶暴なのが苦手なのは感情としてあると思う。その気分はよくわかる。実は自分もそうなのだ・・・・・・;


(追:図録の写真の脇にあるのはチケットと販売されてた絵はがき。
 実は絵はがきは10/1に多摩の本局から、郵政民営化記念という事で自分に向けて出したのだが、一方は翌日に届き、もう一方は折れて翌々日に届く・・・という感じだった。郵政民営化の影響はやっぱ郵便物の流通にも現れているようだ。隣の市なのに2日かかるとは・・・(-_-);

ここまでのアンテナ(10/4迄分)

久々の更新。またリンク切れてるかもしれませんがすいません。ここは徐々に書いてきます。

ここに最近の同人系問題入る予定・・・ですが、別エントリーにするかも。

>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000902-san-pol
>「安倍首相、明確なビジョン示した」米では高評価
先に書いたとおり、9.11の翌日・・・に安倍氏が退陣したその行為はアメリカにとっては明確なビジョンとして受け取られたようだ。日本国内はやっぱり世界的に見れば ゆりかご って事なんだろうね。できればそのゆりかごには長続きして欲しいと思うけども。


◎ 10/1から郵政民営化したらしい。色々あったけどなるとなればなるようになるべきだと思う。
でも比較的近場の局の元局長さん(郵便局の土地を持ってるお兄さん)が、郵便局やめる可能性がなきにしもあらず、と僕に以前言ってたのでちょっと不安。
あそこは近場の郵便局の中でも、いつも利用者がいる局だと思っていたんだけども。あそこがやめる可能性・・・なんてどんなんだ??とも思う。
民営化される場合、局を会社が切り捨てる以前に、特定局側の人がやめたくなる・・・って場合を、政府は全く考えてないんだよね・・・(- -);
てなわけで、ご多分に漏れず民営化記念切手も買ってみた。別の局で電話で取り置きしてもらった時には残り各2シートだったので、ギリギリセーフで良かったX2 (↓画像)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070919-00000303-yom-int
ペルーに隕石?、有害ガスで住民600人が頭痛や吐き気
隕石から有害ガス??と思ったらそうではないらしくて、地盤の地下にあった塩素やヒ素が圧迫されて異常ガスを発生した、って事らしい。しかし隕石ってどういう組成かわからないから注意に越した事はないかもしれない。全ての地球生命は、宇宙から来た遺伝子生命の進化系であるという話もある位だから、そういう隕石にも未知のDNAが入っているかもしれないし、そういうDNAが新たな進化の系統樹を作るかもしれない、と思うと結構楽しい・・・って事でコミックの企画を立ててみた。公開するかどうかは不明。


http://netallica.yahoo.co.jp/news/9538
>ソニーとマイクロソフトがウィキペディアで編集合戦
 ていうかこういう事ばっかり企業パソコンからやってる人たちが大勢いるって事が考えられないわけだが・・・
 このブログの仕様変更の不手際性については少しは書かれてるんだろうか?謎の黒海苔、未だに出るんですが・・・(WindowsMeのPCは全部だと思うよ)


>40周年ウルトラセブンは元建築作業員
http://netallica.yahoo.co.jp/collect/mark/9344
>ウルトラセブンX 公式サイト → http://sevenx.jp/index.htm
 って事でTBSでは今日10/5の深夜2:25分からオンエア開始される「ウルトラセブンX」です(他局は公式サイト参照)。かなり気合が入っているとは思うのだが、最近の円谷プロがダークな世界観で作ってしまうとネクサスのようになってしまうのは判ったので、深夜帯だけにどこまでメジャーにアピールできる作品になっているかが不安。
でも、登場キャラクターはそれっぽい感じだし、リファイン(本当に良くなっているかどうかは作品をみないと判らない)デザインのセブンも一見はする価値があると思う。
メジャーにアピールできるか、というのは、つまりテーマが人々に敷衍できるものであるか?という事で、先見性や未来性のあるテーマであるか?って事でもある。回顧性だけではセブンたりえない。常に先進を行ってなくてはいけないんだろう。
記事によると元ガテン系だった主人公ジン役の与座重理久氏って・・・写真で見る限りスーツを着たセブンの人より背丈が高い!!唖然。カッコいい。唖然。それにしてもエレアってきれーい♪
今回のセブンXのスタイルは、めちゃくちゃアメコミ体形だなぁ・・・云々  (^^);;;
(ていうか桑田次郎氏の描いた60年代コミック版セブンに、かなり印象が近い気もする。サイトの写真にウルトラファイト版セブンに近い色味のものもあり、それはそれでグーです)


>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070912-00000104-mai-bus_all
><円谷プロ>映像制作大手TYOが買収
 色々思う所もあるけれども、円谷プロの経営陣は、本当に勇気の必要な決断をしたんだろうと思う。
 そういう意味ではその勇気ある決断を賞賛したい。亡くなった円谷英二監督に恥じることをしたわけではなく、平成ウルトラがそんな作品だとは思わない。努力はファンのみんなが知っている。
 色々思うけれども、良いフィルムを多くの視聴者や観客に届けるために、
 自己を削る要素が出てくるのは付き物なわけで、(成田氏に対するデザイン料問題とかそれはさておき)
 作品をハイクオリティーにして、子供に届け続ける行為についての不断の努力は価値があるだろうし、それ自体は責められない。
 ウルトラだけでなく、今後も色々な良い作品が生まれていくんだろう。 この買収によって、後退ではなく、前進するのがベスト・・・なんだろうね。


http://recommend.yahoo.co.jp/mikocyan/
日ペンの美子ちゃん復活。
遂に復活した美子。既に第3話。僕たちが見ない内にさらーにイイ女になったじゃないか、うんうん。満悦。
第2話ではしょこたんならぬチョコタンが登場。めっさかわいい、ぎがっすよーぎざっすねー、という感じだが、登場時効果音に「ズギャーン!」という梅図音を使用したところが、中山さんらしき上手い突っ込みだなーとテラ関心す チョコタンの本名は蝶子らしいが、やっぱり戸籍は ちようこ なのだろうか?それはさておき。
というか宣伝しているのはヤフオクであって、ペン習字じゃないじゃん!!と思っていたら下の方にちゃんと「日ペンのボールペン習字」の講座紹介があった。ぬかりなすー!・・・・・・

 面白いと思ったyoutube系。例によって各自TOPから検索でよろしく。
 Lucky Megastar - らき☆めがすた   (←ある意味考えた人は天才。ちょっと長いが)
 (以下、GOD KNOWS...系)
 Haruhi Suzumiya- "God Knows..." ENGLISH
 God Knows - English FanDub by Chrissii - Redone!
 どちらもハルヒのGOD KNOWSの映像に合わせたファンの英訳版。人によって訳も違うよね(^^)♪結構好き
 ていうかこの曲は結構切ない曲で自分も大好きなのだが、ENOZのツインリードに指で引くベース、しかもリードギターの一人はレフトハンドを使う・・・ってバンド構成は、要は通ならわかるけど、聖飢魔Ⅱのスタイルだよね(^ー^); ハルヒはボーカルとリードと兼任だが。ていうかベースの子は非常にいい。なりふり構わないハルヒの表情もいい。青春だよなぁ・・・
 有希は劇中ではレフトハンドを早い時しか使っていないのだが、結構某くりきんとん氏とかは最初からレフトハンド使っている。(・・・と思ったけど有希も同じか。映ってないだけで)
 久しぶりにショルキーで弾きたいと思った。(24連までなら 「1999SECRET OBJECT」のルークパートが弾けるので大丈夫だと思う)・・・楽譜ってあるのだろうか?耳コピーから楽譜作るのも面倒な気がするけども。しかし早弾きしてキーボードが吹っ飛んでも修理は既に効かないので困るわけだけども。

内閣総理大臣に福田康夫氏選出

◎ 内閣総理大臣に福田康夫氏が任命された。麻生太郎元自民幹事長(元外務省長官)とほとんど2立候補状態だった。自分は麻生氏にも総理大臣になって欲しかった気はするんだけど(別に自分がアニメファンだから、ってわけではない。麻生氏は郵政民営化にもかなりの期間反対していた人なのでそういう意味で好きだったという事もある)・・・それにしても麻生氏が思ったよりかなり得票したと思う。これは良かった。でもなんとなく残念。麻生氏が総理になる時はまだ先、って事だろうか?   結局参議院で総理大臣候補に選出されたのは民主党の小沢一郎氏だった。こういうのも初めて。何から何までが新体験スペクタクルという感じだったよ!うおー
 とにかく自民党の大方が味方についたことで福田氏に決まった、わけだけど、自分的に福田氏は好きなキャラクターではあるのだが、自民党自体が全然好きじゃない政党っぽさが露呈したと思う。
 特に、今回絶対おかしい(異常だ)と思ったのは、安倍氏が退陣したときに「何故安倍氏が総理引退を希望していることを麻生氏が知っていたのか!!」と大騒ぎした自民党員が大勢いた事。絶対あの自民党員たちおかしいじゃん?安倍氏自身が進退を考える時誰に相談するかと言えば、それは自民幹事長に決まってる。ていうか誰かに相談はするだろう。あたり前だっつーの。それを「何で知っていたのか!!」と脳血管切れ寸で怒るなんてのは、絶対「総理大臣を麻生氏にさせないため」のスタンドプレイとしか思えない。だったら君らに退陣を止められるのかよ?と。
 もう一つ異常だったのは安倍氏が「麻生氏にはめられた」と言ったというような未確定情報が福田氏の立候補前後に流れたという事で、それと小泉元総理の福田支持発言で、自民党は一気に福田氏側に傾いた。でも、安倍氏が「麻生氏にはめられた」と言ったというそれは、後に安倍氏に完全にデマとして否定されたわけで・・・・しかしそれら(何故麻生氏が知っていた?&安倍氏が言ったとされる発言内容についてのデマ)に自民党員が踊り、マスコミが過大に報道したせいで、麻生氏は立候補直後から自民各派閥構成員に相手にもされずに政権を逸したわけで、明らかにこれは、それこそ仕組まれた罠だろう・・・と思った。
 で、そんな仕組まれた罠が横行している自民党というのは、あまりにも駄目駄目になってしまった政党なんだな・・・というのはまじで感じた。だってそんなのが大事な首相を決める時の党内の流れとして利用されるなんて絶対あってはならないじゃん?? で、ましなのは要するに福田氏と少数の議員だけで・・・郵政民営化の時に多くの議員を「反乱分子」としてはじき出した、その残りの党員が多くの不正を行っているわけでしょ?
 ぶっちゃけ選挙管理内閣ならどうでもいいけど。 舛添大臣が列挙した年金窃盗問題もあまりに異常だし。
 一番困ったのは、今回の内閣を民衆がどんだけ支持しているか?ってのがいきなり「50%」に上がってしまったっていう情けなさ。ほとんど中身変わってないのに。涙出てくる。増税しようとする政権や自衛隊海外派遣をことさら延長しようとする政権でしょ?なんでそうも簡単に支持できるのか?「やさしそうだから支持する」のか?この国の国民は総阿呆か。この分じゃ衆院解散があるかどうかすらわかんないよ。少なくとも自衛隊員のことを考えているとは思えない。給油活動はやった方がいいだろうとは思うけどさ・・・
 あと中国が福田康夫氏をのび太首相とか言ってるけど、どうでもいい。台湾が本気で苦しんでいて、チベットが苦しんでいる今の時期・・・・偽ブランド商品がこれほど多い今の時期に、中国と日本が仲良くしようと過大にするのは、良くない事だと思います。特に僕的には・・・台湾はなんとか日本が救うべきだと思う。
 とにもかくにも自分には現在の国会状況は「ねじれ国会」とは思えない。衆院の暴走は参院が止めるのが当然である。こうなって当然の状況と思える。ことさらに「ねじれている」と称するマスコミは異常である。
 議 決 結 果 さ え ま と も な ら ・・・ねじれ国会だろうがダッチロール国会だろうが大喧嘩国会だろうが、僕的にはALL RIGHT。

2007/09/18

劇場版電王&ゲキレンジャー!!

電王とゲキレンジャーの映画、月曜日の休みにやっと見てきました!!かなり面白かった(^^)!!
実質これが近場では最終上映っぽかったので、見れて良かったです。(以下ネタバレ微妙にあり)

自分的には現状、ライダーシリーズは昨年のカブトがあまりにもピークで良かったので、燃え尽きた感がただよっていたのですが、
行ってみて正解。どちらの作品も娯楽大作として楽しめました。
ゲキレン「ネイネイホウホウ香港大決戦」!!ぶっちゃけ楽しかった。
香港カンフー映画と言えば、秘密警察の潜入だったり!ラオファン役の小野真弓さんがGood。明るく楽しい。「アイヤー!」が良い。で、敵の親玉のメディア王は・・・(本当はこの辺の描写をしっかりして欲しかったが、多分シーンが削られたんだと思う) ジャンとの会話も楽しい。ジャンとランとレツはいつも通り。彼らとともに子供が楽しむわけなので、基本的に彼らのキャラはぶれない(笑)
キャラクターも遊んでるし、脚本も遊び過ぎ。インリンも(トイフェスかどこかでSFエロティックなナイスバディを間近に見た事はあるけれど)楽しんでいたし魅力発揮でした。・・・・・・しかし何よりも、悪のメディア王ヤン役のアイアンクロー鉄の爪=石橋雅史さんが・・・・・・渋かったねー!!懐かしい!!。アイアンクロー自体も、「燃えよドラゴン」のラスボスから来たキャラっぽい気はしてましたが、イントロは燃えよドラゴンだったよねやっぱり。色々あちこちに香港娯楽映画などの定番的要素が遊びで入っていて楽しかった。
かと思うとインリンはイントロから出てる石像のような姿に変身するし。なんか帝都物語に登場した学天則的なのか?やっぱり??
それにしてもゲキレン世界の科学力がわからない。ゲキレンジャーたちの戦闘技術はメカに全く頼っていないのだろうか?世界中の人々から「気」を集めて強くなるなんて、なんか過去のアニメで見た気もしますが・・・(エルガイムのバイオリレーションか???)
呉越同舟ゲキリントージャとヤン操る巨大ロボの戦いも良かった。お子様的に言うなら、仲が悪い人々でも力をあわせると強い!!という話なのだろうか??機械よりも人間の力が素晴らしい!!って事なのだろうか??なるほど。
足元の香港の街・・・セット電飾ばりばりでした(^▽^); このシーンに至るまでのリオとメレのシーンもとても◎!!「もう一晩泊まっていきますか?」は・・・らっしーよなぁ!!と思った。
ラストで美希親子がやってきて完全に香港観光モードに突入するのも楽しかったです。


「仮面ライダー電王 俺誕生!」もかなり良かった。子供が見ていて全然飽きないだろうと思えるベストな仕上がりでした。各キャラクター魅力ありましたが・・・いやーライダーガオウ=渡辺裕之は・・・悪い奴でした。こんなに悪い渡辺裕之は見た事がない。ぱっと見人を殺しているようには見えないんだけども・・・でも多分殺しているんだろうなぁ。渋いけど、それ以上に悪い。
テーマも結構女性脚本ならではって感じだったなぁ・・・結構じわじわ来る感じ。
「小太郎」は、よく言ったもんだと思ったなぁ・・・10歳の良太郎役の子がとても良い演技をしていました。小さい電王が忍者相手にちゃんばらするシーンはすごく楽しい!!
結構10歳良太郎と、記憶をなくした良太郎のやねの上での会話シーンはじーんと来ます。結局の話この映画は良太郎の心の旅を描いたものでもある。見ていて楽しかった.。
「電王」では良太郎たちが人を殺す事はめったにないんだけど、今回のガオウは実際に消滅してしまった。この辺逆にドキッとした。悪人が死ぬ事について、なんらかのエクスキューズ(言い訳)がないとちょっと不安になってしまうってのは、電王ないし小林脚本では珍しいかもしれない。
ていうかさ、いつものTVに比べても、良太郎たちの身にすごくとんでもない事が起こっているってわけではないんだけど、見た目がすごく派手な映画なので、やっぱりすごいのか??と思ってしまう迫力があった。これはゲキレンも同じ。
とにかく子供の見る映画としてのシンプル感を目指した印象がすごく強い。

しっかし、ジークの鶴の恩返しならぬ「白鳥の恩返し」は、かなり高慢だが実は地味ーな恩返しで。いー奴じゃん!!と。 それにしてもウィングフォームはあまりにも強い筈なのだが、そのあまりの強さが現れてなかった気もする。倒せたのは単独の敵イマジンだけだもんなぁ・・・TVで再登場期待。というか出てくれないと収まらない。意外とゼロノスが活躍する。というかゼロノスとデネブがいないとこの話は成立しない。ちゃんとジークにデネブは ほめられて いるし。ジークって律儀なんだ。好感。
モモタロスたちも相変わらずだけど、各良太郎の変身形態については会話の面白さが発揮される場面が最初の宝石店強盗とのからみだけだったのはさびしかった気もする。各良太郎の設定どおりの、キレのあるシーンだった。モモタロス以外の3イマジンはジャックされたデンライナーに隔離されてるわけだし。というか4イマジン大活躍といえばイントロの「モモタロスの夏休み」なんですが・・・w。デネブ大活躍だったよなあの催眠暗示シーン。本編でもやるだろうか?>催眠暗示
モモタロスのいい所が如実に出ていたのが良かった。10歳の良太郎との心の交流度が良い。
その分後半の4ライダー揃い踏みは、楽しかったんだけど、このカタルシスは例年の戦隊ものとあんまり変わらない。電王系ライダー同士の会話シーンって、多分もう出てこないもんなぁ(笑) ガオウとの対決がデンライナー対決で終わらず、ソードフォームとの一騎打ちになったのも良かったと思う。クライマックスフォームは出なかったんだけど、これは映画撮影の時期が早すぎたからかもしれない。それにしてもガオウライナー強すぎ。
テーマ的に神の路線を走ろうとするガオウと、良太郎を物語の敵味方にする事で、一体何を言いたいのかと思ったんだけど、これについては少し考えてる。良太郎が守ろうとするのは人々の心の機微の世界であり、対するガオウは良太郎の生まれた時間そのものを暴力そのもので破壊しようとする・・・のだが、僕は結構「時間なんてもう飽き飽きなんだよ」と言うガオウの台詞には共感を感じる。でも僕は暴力は苦手なんだよな。微妙。
「神の路線」云々については、結局小林さんたちスタッフの概念論だが、各人間が生まれた事を冒涜するものは許さないと、スタッフが言いたいらしい。まぁ、神の路線は神の物、って事だね。人は触れるべからず。
でもなぁ。その神の路線を走る列車が恐竜型ってのが、なんとも取ってつけた玩具ネタだなぁ、とは思う。まぁ結局は「お話」だし。スルーいたします。
(時間移動ライダーについて言うなら自分が一番好きなのはカブトの天道流が一番好きである)
子供にとっては「一日一日を大切に」って事だろうか?ライダームーブメントからおいていかれそうになる子供と、少年世代以上のライダーファンをつなごうとする脚本ではあったと思うよね。

ラストもいい感じだった。いや、じーんと来ました。
意外と各キャラのセリフが個性的で効いてたので、お祭りムービーとしてすごく良い出来だったとも思う。ディレクターズカットがあるとしたら、真田幸村とほしのあきの登場シーンだろうか?ガオウが幸村の陣中で暴れるシーンってたぶんカットされてるよね??ほとんど田所さんたちと出番の数に差が無い(笑)。あの田所さんはカブトの田所さんのご先祖?やっぱり 黒づくめの男たちを指揮している んだ・・・。因果はめぐってるよ!すっげすげ。

とにかく見に来てるご家族連れの子供たちが本当に楽しんだり、いつもTVではバカをやっている良太郎の心情に共感したり、ラストについて考えたり(ラストはその子達の心にも結構くるものがあったようだ)しながら劇場を出て行く姿が印象的でした。それが多分今回のライダーの一番いい所だったのではないだろうか?
ていうか!映画を見終わった後で子供達とデパートのヒーロー玩具売り場でバッティング!!行動経路が児童たちと同じって、流石に何なのさ?(^^);;;
テレビとつなげて考えるなら、本当に大作になってしまうんだが、ディレクターズ版が出るまで、この映画の真価は判らないかもしれない。
明確に秋公開の「仮面ライダー THE NEXT」と区別化されているよなぁ、と。

それにしても、ゲキレンも電王もあっという間って感じだった。楽しい大娯楽映画でした。
(見たのは地元のシネコンだったんですが、ゲキレンと電王の間に10分休憩があるのが良いです(毎年です)。上映途中に見ている子供たちは席を立ちがちだから、子供にやさしい上映形態と言えて、Goodでした。)

(ダイハード4.0の感想はすぐ書きます。なかなか別ジャンル作品を比べるのは変だけど、この夏の自分的ベスト1映画はダイハード4.0だったので、こちらの感想は絶対書きます)

2007/09/13

安倍総理大臣辞任・・・

 安倍晋三総理大臣が辞任した。

 前から書いてきた通り、自分は別にこの国の総理大臣は、安倍総理でも、麻生氏でも、小沢氏でも、小池さんでもいいと思っている。理想があって人々を引っ張る能力があるなら誰だっていいのだ。
 根本的に閣僚の不正問題は閣僚個々人の問題であって、安倍氏自身の責任ではないし、問題ある閣僚しか任命できないというのは、つまり(派閥にこだわるなら)人的出玉が既に尽きているという事である。
 安倍総理の理想は高かった。理想が高いのはいい事だが、理想を共にできる仲間が、既に小泉改革により造反組にされて自民党を追い出されてしまっていて、党内にいなかった。復党を認める事も小泉元首相のプログラムに入っていたかは判らないのだが、野党の視線が厳しいためにそれができなければ結局布陣はやせていくばかりだっただろうと思う。
 自分は国民投票法の指針自体は評価しているし、教育基本法改正も評価しているんだけど、やっぱり年金時効撤廃時のあの強行採決は、絶対やってはならなかったと思う。いくら多数決で勝てると判っていても、野党に法案の説明を数時間で済ませて即投票に移るなんてのは、つまり野党にも投票した多くの有権者を完全無視していることにしかならない。・・・けれども、強行採決に乗ったのは自民党全員だから、

 安倍氏の辞任について、「辞任は当然だが、何故今になって??」と言っている人が多い。日本の人々がどれだけ狭視的かが判るけれども・・・・・・つまり、体調の事もそうだが、安倍氏はあえて「9.11テロ6周年の日」(アメリカではまさに式典が行われている)を選んで、辞任したという事だと思う。
 重要なのは安倍氏は外務大臣出の総理大臣だという事だ。北朝鮮のテロとも言える拉致行為やその後のミサイル発射実験や核疑惑、9.11テロ以降のアフガン&イラクでの戦争、中東各国の不穏と石油問題などなど・・・色々あったけれども、それらについて国際協調を諸外国と直接約束した上で、総理大臣になった人だ、という事だ。
 つまり、安倍総理の決定は諸外国から見れば、外務大臣時代からの発言についての公的責任を果たすか果たさないかという意味で見られていた、という事になる。それに国民がNOという事は、諸外国の希望にNOという事でもある。
 当然NOという権利は国民にはあるわけだが・・・つまり安倍氏の公約を望まない日本国民がどれだけ多いかを、海外に自覚させる辞任だと言ってもいい。
 ウチの家族の考えだと、「これは日本人に向けた辞任ではなく、アメリカなどの海外に向けた辞任だ・・・」という印象らしい。自分もそれは当っていると思う。

 本来テロ特措法を延長するかしないかというのは、北朝鮮問題でアメリカ側に日本側についてもらうため(拉致も含め)の切り札だった筈だ。それを総理はアメリカに対してすぐさま「特措法延長を通す」という公約をしてしまった。これは本当に僕から見ると失策としか思えない。だけど、そう言わざるを得なかったのかなと思う要素も色々ある。その中の一つが、従軍慰安婦問題で・・・アメリカが「日本は朝鮮半島の人々に謝罪するべきだ」と決めてしまった事は、本当に北朝鮮問題での総理の立場を悪くしてしまった筈だ。実際には謝罪もしている筈なのだが・・・それが有効でないとアメリカの人に(アメリカの人々は最近この問題を知ったばかりなのだが;)みなされてしまったというのは、言ってみればアメリカから見た日本人観をゆるがしかねないものだった、って事だと思う。そんな中でも「テロとの戦い」は続けなければならず、にも関わらず日本人は「9.11テロ」があった事も忘れて、ミサイル実験問題があった事も忘れている。だから「何故今なのか?」が判らない。
 だから、安倍総理はそういう日本の現状を(国内や諸外国に)自覚してもらいたいが故に、事実上今年の9/11が終わるとともに、首相を辞任したんじゃないかと思える。それは元外務大臣としての諸外国への筋の通し方であって、そういう決意は痛いほど感じられた。

 ただ、実際に日本に自衛隊を派遣し続けられるだけの国力や、年金問題を解消できるだけの国力・・・銀行がつぶれた時に政府が払うお金も税金から・・・どれもそうなんだけど、そういう事をできるだけの国力は、もはや無いんだよね。野党の人々が言ってるけど、本当に貧困の問題は根が深い。本当に貧しい。どうにもならないほどに。そういう草の根を見ないから、結局「日本は海外からの要求にこたえられるだろう」と思い込んでしまったのが、やっぱり問題だったんじゃないかと思う。所謂負け組の人々にとっては辛かった。負け組の人々にも再チャンスのある世の中・・・それは理想なんだが、それが叶えられる為の何の努力も政府はしてくれなかったように思える。

 ただ、あまりにも安倍総理へのマスコミやネット上での一般ネット住民によるバッシングはむごかった。今取り沙汰されているのはもう十数年以上も前に脱税がどうとかという問題を某週刊誌がとりあげているわけだけど、  ・・・・・・いよいよリンチだな、と思ったのは、安倍総理の母親の入信している宗教(仏教系)が、公明党と仲が悪いから、だから安倍氏は公明党との連立が上手くいかない・・・のような記事が某週刊誌で書かれた事だった。 なら、公明党側は良いのだろうか?どっちも仏教じゃん。
 ていうか、思うのは・・・・・・・こないだ小泉考太郎氏が「オーラの泉」に出た時に言ってた事だけど、「父親が総理を任期満了で辞任した時、生きて帰ってきてくれた事に感謝した」って言ってたわけで、つまりあの人たちの言う「改革」ってのは本当に、命がけになる場合があるんだなと思った。
 で・・・息子(安倍氏)が命がけの事(それが絶対に国民を幸福にするか否かはさておき)をしようとしているなら、母親が信心したって神仏にすがったって・・・・・・何をとがめられるのか??って事じゃない?「親の宗教のせいで、息子の連立政権が上手くいかない」なんて論理は滅茶苦茶でしょ? そういうケースはあるかもしれないけど、マスコミが突っ込む事じゃないじゃないか??それに安倍氏は在任中は靖国参拝はしなかったじゃん?いやその宗教も靖国参拝はしないが・・・
 ・・・なんか書いてると自分まで鬱になるけど・・・そういう書かれ方をしたら、「ああ、安倍総理が親思いなら、総理を続ける気持ちがなくなるだろうな」とは、その記事見て自分は如実に感じた。
 (ていうか、その宗教団体って、信者さんたちは、早朝から奉仕活動で、全国の各もより駅周辺の掃除とかやってる。誰かがもより駅の近くがきれいになってるな、と思ったら、あそこの信者さんたちが朝5時から5時半の間掃除した後だ・・・って事が多いんだろう。宗教の内容はあえて書かないし擁護もしない、安倍総理のお母さんが奉仕活動に参加してるかどうかも不明だけど、どんな宗教でも心の支えにしてる人がいる以上・・・・・ああいう書き方は良くないと思う。)
 何にしても、それほどにマスコミによる安部政権攻撃は激しかったと思う。安倍氏は理想をかなえたかったのだろうが、実質そのチャンスを与えられなかった。
 ボンボンだ、とか言ってる人もいるけれど、それは関係がないと思う。むしろ育ちのいい人にとって、今の日本はあまりに救いの無い世の中なのかもしれないし。本当に、首相に対する敬意がない。不満も意見もいいけど、ネット住人が人格毀損的けなし発言を連綿と莫大な量続けているのを見るのは・・・見るに耐えないと思った。僕がそう思うのだから・・・・・・育ちの良い安倍総理はもっと辛く情けなく思っただろう。
 
 何かの種はまかれたと思うんだけど、何の種かはわからない。国民投票法も教育基本法改正も意義はあると思う。けど、芽吹いてみるまで。その種が何の花かは判らない。でも、どんな美しい花を咲かせるかも判らないわけで、むやみに踏みにじるのは、民衆の生き方として正しくないよ!とも思う。間違った事が仮にあったなら、これから民衆が変えればいいじゃん?ねぇ。

 お身体は本当に大切に。健康な体に戻られることを祈ります。 

2007/09/11

9.11テロについて

 9.11テロが起きてから6年。色々あった気もするけれど、

 あの時ニュースを見ていて愕然としていた自分は、ツインタワーが崩壊するのを見ながら、あっけにとられていて、事の大きさが全くわかっていなかったと思う。ツインタワーはニューヨークにあって当然だったし(自分が最初に使ってたパソコンはX68000で、そのパソコンは2つの塔がツインタワーのように立った形から「マンハッタンシェイプ」と呼ばれていた)、アメリカは一番強い国で、本土に侵略を受けた事もない国だから、そのまま21世紀を迎えて、もう何も米国を揺るがせるものはないと思っていた。大体1999~2001年までのミレニアムフィーバーで、世界は浮き立っていたのであり、その浮き立ち方だって、別に全然悪いこととも思えなかった。大予言外れてよかったという安堵の中で始まったミレニアムだった。
 しかしそのミレニアムはキリスト教圏のそれだと言われてしまえばそれまでで、しかしイスラムがそれに関しない(そう言っている人々は少ないのだが)からと言って、テロをやっていいわけもなく、神を気取って同時多発テロの正当化を言われても困る。
 キリスト教では神による支配がなされる国家が至福であり、それを目指すのがキリスト教だ。それが独裁かどうかはわからないけれど、もし神でないものが独裁をすればどうなるか?という結果が過去のWW2ドイツや各独裁国家のたどった末路であって、
 つまり「神が独裁をしないんだったら、誰も独裁をしちゃいけないよ?」ってのは、ちゃんとルールとして肝に命じといてくれなきゃ困る、と僕は思う。 (それがどんなに不幸なものであろうが)

 今日もTV番組は色々放送されていたんだけど、時間が経っているからか特集番組は少なめで、アメリカに対する共感的視点にたった番組が少なかった気がする。原爆を打たれた日本がアメリカのテロ被害に同情するのは云々という狭量な人々もいるけれど、アメリカは日本の復興に十分貢献してきているし、
 日本だってアメリカのおかげでバブル期は十分のどをうるおしている。今更「アメリカがあんなだから・・・」などという理屈は有り得ない。歴史観に立つ事と、人として個人的に見てきた記憶からの視点に立つ事の、どちらを優先すべきかは良心なり同情心なりが決める事だ。無理に皮肉っぽい視点に立っても仕方ない。
 ところが、そういうテロの被害者としてのアメリカに、共感する番組が今年は少なかったような気がする。NHKがテロ地区への潜入ルポをやっていたような感じだけど。なんとなくテロ特措法を通す通さないの時期にある現在、「テロとの戦い」や「アメリカへの同情」を喚起する番組づくりは避けられてしまったのではないかという気配がある。気のせいだろうか?自分も派遣されてる自衛隊員の事を考えない国益重視のむやみな特措法延長は反対だけど・・・と言っていたら、特措法とはまた別の法案制定の動きもあるらしい。うーむむ

 だから、そういう視点で、テロ被害に同情的な番組で総括的な番組は、もっとあるべきだと思ったんだよね。
 阪神大震災もだけど、当時流した映像を深夜枠で延々流すだけだっていいと思う。しかしそれはそれで肖像権問題などが指摘されるのだろうか??

 それにしてもたった6年の内に、アメリカはアフガニスタンを制圧し、イラクを制圧して、それぞれに新政府を作った。その力はすごいものがある。なんとか世界を自由主義と民主主義にしようとしているその努力は価値があると思うんだけど、急ぎ過ぎは良くない気もする反面、いや急がなければ間に合わないのだ、というあせりを見ている気もする。
 どちらにしても二度とあんな残虐テロは起きて欲しくない。
  矛と盾のバランスで、相手からの見た目、矛が勝ってしまってはよくないんじゃないかとも思う。戦争と平和をアメとムチに例えるなら、アメだって大事なのだ。

 そんな事を思いながら、9.11テロ捏造説をとなえる人々がいる事を思い出して、暗澹となる。9.11テロはアメリカ国家による捏造だと言う人々がいるらしい。
 で、最初にその事を知ったのは、僕が前に9.11について書いた文章を「いまだにあの事件の真相を理解していない人(=僕)がいます」と某掲示板で書かれたのが、検索にひっかかったからなんだけど、その人物らの称する「真相」ってのが、つまり9.11テロ捏造説だった。僕の事を2chなどで叩いてる連中には9.11テロ捏造説を信奉する類もいるらしい。
 まるでナチスによるユダヤ人虐殺はなかった、と2ch等同人系サイト等でまことしやかに語られてるあれみたいで、唖然として、腹がにえくり返った。
 そういう説を僕は理解したくない。アメリカ国家が国民無視してそんな事をするなんて主張、信じられない。普通内部に爆弾がしかけられていたといわれれば、それはテロを起こした側がしようと思う事であって、国家側が計画したなんて思う人は少ないと思うんだが・・・
 でも、その説を容認する人々は少なくないらしい。それも言論の自由なのだろうか? 
 全く別の暗澹を見る思いがするよね。

 頑張れ、自由と民主主義の国々。矛盾はあっても生きてる事が一番いいよ。
  (いや「矛盾しててもいいと言っただろ!!」と、開き直られても困るのだが。一番というか「最低限」ね  ・・・やれやれ - -;)

2007/09/09

ダイハード4.0!!!

映画「ダイ・ハード4.0」やっと観てきました!!
さすがに上映開始2ケ月後だと、都内の映画館でももう上映してる所は少ないけど、なんとか昼間に上映してる間に見ました。
まだミッドナイト上映(新宿バルト9など)してる所などもあるらしいです。

かなりすごい映画で、テーマのしっかりした映画だった。ジョンマクレーンはもう50歳を過ぎた勤続30年の叩き上げ堅物デカで、娘とのジェネレーションギャップに悩む一人の父親。そんな彼が今回立ち向かうのはアメリカ全土を巻き込むサイバーテロなのだが・・・彼が身柄確保を依頼されたハッカー青年のマットを護衛しようとしたその矢先から事件は矢継ぎ早に投売り状態で発生する。そして彼の娘までが人質に取られてしまう。

本質的には、そのジェネレーション差が生み出したような事件とも言える。マクレーンより若い世代。彼らの恋愛も、生き方も、処世術も、犯罪も、全てが刹那的になってしまっている。その刹那的な生き方、心情の根底にあるのは、やはりあの9.11テロであり(あれは象徴に過ぎないのかもしれないんだが)、そういう時代に生きている青年たちと、彼が関わりあう映画、と言っていい。そして関わりあう事によって、マクレーンは事件を追い詰めていく。

例によって感想は後ほど。本当にいい映画です。さすが 「ダイ・ハード4.0」 でした!!!

(つづく)

2007/09/06

トランスフォーマー劇場版

 劇場版「トランスフォーマー」観てきました!
 先のエントリーでも書いたけれども、かなりのアクション大作だった事は確か。ただテーマ的には何度も書くけど「マイケルベイ節」がにじみ出た作品になっているので、それが判った時に受容できるか否かは大きく異なります。どちらにしてもアニメ特撮ファンなら見なくちゃならない映画です。
 (以下気をつけて書くけどネタバレあるかもしれないので注意)

 物語はカタールで始まる。現地に派遣されていたアメリカ軍は正体不明の敵の攻撃を受ける。その敵はアメリカ軍の戦闘ヘリを模した二足歩行兵器だった。奇襲攻撃を彼らの基地にしかけ、部隊を全滅に追い込んだ。運良く逃げ延びる事ができたレノックス大尉達は事態を本部に伝えようとするが、そこにも追手が迫り来る。
 同時刻のアメリカ。普通の高校生、サム・ウィトウィッキーは、南極探検家の先祖を持つ青年だったが、先祖の割れた眼鏡をebayオークションに出品して、自分の車を買おうとしていたが、そんな彼に追手が忍び寄る。

 発端になる話を書くとそんな感じ。で・・・イントロでアメリカ軍人たちがメキシコ?語を話す仲間に「英語を話せ」と非難するシーンがあるのだが、そこからも判るように、この話は徹底して「コミュニケーション」をテーマにした話である。「未知との遭遇」「ET」「ニューヨーク東8番街の奇跡」のような・・・。
 そしてその軍人たちの「英語を話せ」という言葉に象徴されるアメリカ人同士の意識に対して、痛烈に懐疑的視線を向けている映画でもある。

 とにかくこの映画では、いきなり人が相当な数死ぬ。余りにもヘビーな米軍基地攻撃シーン、その為に現地人たちまでが巻き添えを食って死んでいく姿まで描かれている。直接的ではないんだけど「あの破壊で人が死なないわけがない」っていう描写がなされている。ここが重要。この映画は子供向けの皮をとりあえずかぶってはいるが、軍人サイドから見れば、本当にシリアスな話である。

 サムはその後、自らの護衛であるバンブルビー(モチーフ車旧シボレーカマロ)と出会う事になっていくのだが・・・・・・この辺はなんというかスターウォーズでC3やR2とルークが出会う辺りのパロディーになっているらしい。サムはそんな事が怒っているのに気づきもせず、同級生のミカエラ(めちゃくちゃきれーです。彼女を見るだけでもこの映画観る価値ありだと思う)に熱を上げている。バンブルビーは彼に対しておせっかいというかキューピッド的行動に出るのだが、彼はそのことを気づかない。サムの両親は自分たちの家庭をいかにサムに規則を守らせ幸せなのほほんムードの家庭を維持し続けるかに必死で、そののー天気さが民間人サイドの話である。
 同じアメリカ人であるにも関わらず、サムは日常を謳歌する事に必死であり、軍人達は派遣地で日常を夢見て責務を果たしている、その差異。その内バンブルビーが暴走し、サム自身が敵TF(バリケードね)に襲われ、そこにミカエラも巻き込むにいたって、ついにバンブルビーは変形する。ここに至るチェイスシーンもすさまじいの一言。実は自分は旧カマロ型のバンブルビーが結構いいなぁと思うのだが、すぐ新カマロにスキャニングしなおしてしまうんだよなぁ・・・でも新カマロバンブルも、(特にマスクが)良い。とにかくCGでのTFの動きが、気持ちいい位カッコ良く、リアル感があって理想的!!

 すごくサムとミカエラのやりとりシーンは青春ドラマチックで気恥ずかしいが・・・でもそれも意図的に、7,80年代チックな青春ドラマにされている事が判る。 トランスフォーマーという題材をスピルバーグやマイケルベイが選んだ上でファンサービスをしたのは、つまりTFに夢中になった少年や青年SFオタクたちに、共通する「懐かしい青春」を提示したって事で、だからこそバンブルビーは当時青年達の魅力的車のカマロとして(青春の象徴として)現れたんだ、って事である。
 オークション出品をしているサムが、その代わりに車を買おうとしたのも同じ事で、つまり子供の「バーチャルなネット世界」から、「現実の身体感覚をともなう、車にのって、女の子とつきあって、表に自分の意思で訴えかける世界」にシフトしていく、その事の象徴。車は青春生活を送るためのツールであって、だから彼にはその後多くの(ミカエラの素性も含めて)現実が見えてくるようになる。が、結構主人公=サムは情けないキャラのようでいて、かなり男らしい奴だという事がだんだんとわかってくる。普通に80年代当時のTFのスパイク君と同じじゃんと思うファンも多いだろうけど、筋が見当ついても彼はどんどんカッコよくなるんだよね。さすが「インディジョーンズ4」への出演が決まってるだけの事はある。ミカエラも徹底して魅力的だし(くどいか)。

 そしてついに現れるオプティマスプライム!(つまり日本でいうコンボイ)・・・自分は突入直後、少女と会ってるシーンのTFがめっちゃカッコいいと思うのだが、出番は少なかった(追:このシーンのTFはアイアンハイドという説があるのだが、マスクデザインがコンボイと殆ど同じなので自分はコンボイと勘違いしていた)。すぐスキャニングでケンワースW900に偽装してしまうし。でも彼らがサムとミカエラの前に現れるシーンは圧倒的にカッコいい。 ちなみに少女は馬のぬいぐるみ(ペガサス?ユニコーン?)を持っているんだけども。なんか一瞬だけど個人的に(個人的に)感動。この辺はETや未知との遭遇的とも言われるかもしれない。・・・彼らは戦団のように走り出す・・・・・・・。 うわー、「コンボイ」か?日本の映画CMコピーは「宣戦布告・・・コンボイ!!」だったよなぁ、と。つまりTFのアメリカTVシリーズが出来る前、オプティマスプライムになる前のコンボイが、タカラのダイアクロン玩具の「バトルコンボイ」から来ていて、そのバトルコンボイがアメリカ映画の「コンボイ」に元ネタを取っているから、ああいうシーンがあるわけです。
 あくまで80年代の最初のTF世界がモチーフ的だけど・・・本当に多くの過去の映画のエッセンス(スピルバーグ映画に限らず)が、再現されていると判る。  この映画の特報1からして一切TFが姿を見せない「ET」や「未知との~」的つくりだったし、初期のスコルポノックの攻撃は「ジョーズ」だし、敵ディセプティコンたちに追撃を食らうシーンはスピルバーグの名を不動にした「激突!」だし、途中の会話シーンはなんとなく「東8番街」風だったり、「劇場版トワイライトゾーン」のスピルバーグ監督話数風、だったりする。で、それらは全部7,80年代の映画の青春期、スピルバーグ氏たちの青春期の象徴であり、つまりこの映画は「私達の青春はこういうものだった、そして冒険とは?勇気とは?」をサムやミカエラたちの世代に伝承する行為であると言える。要するにこの映画は、スピルバーグ作品のオマージュというよりも、過去のスピルバーグ氏のエンターテイメント作品の正統な継承作。それをマイケルベイ氏が作った。

 しかし、物語中のサムは逆に、先祖の大事なメガネをオークションに出したりもしているわけだが・・・。それは自らのアイデンティティーをないがしろにする行為。ていうか予告トレーラーでのヒーローっぽさが全く最初は無い(笑)
 そして、トランスフォーマーたちは、自らのアイデンティティーの源である、キューブやオールスパーク(彼らの霊魂の集合であり超常パワーの源)のために地球にやってきて、メガトロンと戦おうとしている。
 この物語のテーマの一つはアイデンティティーの異なるサムやアメリカ軍人たちと、トランスフォーマーたちがどう理解しあうのかという話なのだが、
 バンブルビーは言語機能の故障のために しゃべれない のだ。そんな彼とサムとの心の交流は物語の大きなテーマであり、確かに旧TFアニメのテーマに通底している。
 つまり冒頭の「英語をしゃべれ」という米国軍人たちの言葉に対する映画側からの逆説はこれである。相手は英語を学べるかもしれない。敵のディセプティコンだって英語はしゃべれるのだから。でも学んだからと言って(英語がしゃべれるからと言って)相手を理解しているわけでもないし、ましてや好意的か否かは判らない。
 サムたちにはディセプティコンのみならず、ペンタゴンすら知らない謎の国家機構の手が忍び寄るのだが・・・これも「ET」的。ただし、ETや未知~に登場した人々ほど、物分りはよくない。結局バンブルビーを親身に理解するのはサムたちだけなのだ。
 そして、サムは自身の置かれている状況が結局アメリカ軍人のレノックスたちと地続きであることを知る。

 メガトロンはずっと昔に地球に来ていて、氷づけにされた末、その身体の機能を人類のために研究され供されていた・・・という設定で(こういう話・・・電子レンジは異星人テクノロジーだ説、なんかは自分も聞いた事があるが(笑;))、実はなんだ結構メガトロンってかわいそーじゃん、なんて自分は思ってしまうんだけど・・・
 そして、その「氷づけのメガトロン」に象徴されるものと、相手が正しい正しくないに関わらずそういう行いをしてしまう人間の過去が描かれていて、しかしそれをサムは越えられる世代なんだな、というのが判る所が、なんとかメガトロン=敵、というコンボイたちの発言に正当性を与えている。 
 だってコンボイたちが「メガトロンは悪だ」と言っているだけで、本当にメガトロンが悪なのかどうかなんて、誰も知らないわけだもんなー(笑)。だってずっと氷づけじゃ正しいか正しくかないかなんてわからないしさー、コンボイたちが言ってるだけなんじゃなー・・・・・・ってのもあるわけなのだが、あえてそこは突っ込まない。ていうか突っ込みいれたくて仕方ないんだけどね。
 ・・・つまり、サムがバンブルビーを助ける意思を見せた事=過去の米国政府の行為とは異なる事、なわけで、その進歩がもしなかったら(人類の心の進歩がないならば)、究極にして絶対の優生生物と言えるメガトロンが、愚かで老獪で虚弱な人類を滅ぼす事には何の非も無い事になる。しかしそうじゃないと信じて、コンボイたちは人類を守ろうとするわけで、そこがつまり、コンボイたちオートボットVSメガトロンたちディセプティコンの戦う動機の基点になっている。
つまりは、「言葉が伝わらない時でも、相手の行動で相手をはかるべきだ!」って事なのだろう。

とにかくロボット(生命体ですが)バトルは、ゴンゴン金属音はするわ、爆発すごいわ、とんでもないです。交通事故が苦手な人にはきっついかも。だって元は全部車や飛行機だし(^^)・・・・・・で、変形後はもう日本のロボットアニメ(マジンガーZだね、これは)。マジンガーが重みまんまでマトリックスをやっている世界。その風景は9.11。おそらくここでも多くの人々が死んでいる。それでも人類の誇りをかけて戦っている。
軍事力として究極なメガトロンたちディセプティコンは、軍事力や兵器の最悪の未来の象徴。だから、最新兵器の姿をしている。あれはアメリカの未来像として描かれたのだろう。
 最後の方にあのレノックス大尉がブロウル(デバステイター)に特攻かけるシーンなど、すごくカッコいいんですが・・・そこで出てきたバイク・・・なんかアーシーのペイント違いだったりするのかなぁ、と。その他にも高速道路?を真っ白い(ウルトラマグナス??)トレーラーが走ってたり、かなり面白いシーンが随所にあるんだけども。

 ラスト、バンブルビーからサムに、自らの(彼らの種族の)アイデンティティーの全て、その象徴が託される。悪にそれらが奪われない為に。
 それは地球人にとっては全くわけがわからなくとも、TFたちにとってはルーツの象徴とも言えるもので・・・サムが捨てようとしていたものだ。
 そして自らのアイデンティティーを託すというその行為は、ほんとうの絶対的信頼がなければ、できない事なのだ。
 (そして絶対の信頼がなければ、やってはならない事なのだろう。当然奪ってもならない。騙してもいけない)
 発煙筒を持ちながら走るサムは、まるでオリンピックの聖火ランナーだ。聖火を持って走る資格のあるものは、単にスポーツマンだとかそういうのではなく、信頼であり、勇気であり、愛であり、アイデンティティーであり・・・・・・多分そんなもろもろを子供たちに伝えるための映画なのだね。これは。

 ラストは本当にさわやか。とにかくカッコいいです。未見の人は是非。

 (アメリカ軍サイドの話など、書けてないのでまた書くかも。下は映画パンフの画像。裏のCGイラストが生頼範義氏っぽくて、カッコいいね!!)

 追:その他Youtube系。これもトップからタイトル検索の事。完全に玩具変形映像祭り状態。
 ultimate bumblebee transformation
 Bumblebee Transformation 2
 Transformers Optimus Prime Voyager Class Review Part 1
 Transformers Stop Motion Test

追2: ↓ オプティマス(コンボイ)のプロトフォーム。やっぱ顔自体はあの女の子といたプロトTFによく似てる。
       ていうかスキャン前のTF達の顔はみんな同じなのだろうか?

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アイスピック(dexiosu)

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こんにちわ!アイスピックです。アニメ・コミックやフィギュア系等好きです。実は人間じゃないのは公然の秘密。最近休んでますが同人系。ヤフーオークションもやってます。ヤフーIDはkohji_moli_00です。取引総数3000オーバー感謝。101万ヒット感謝(←RSS込み)
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僕のHN:dexiosuを他人が勝手に使って作ったページについて(現在リンク切れ中)
一応。今は無断コメントも止まりMSNともトラブってませんが、大事な事なので。当時は結構怒ってます。(現在リンク切れ中)
プロ固定問題についての自分的結論その1(現在リンク切れ中)
自分とは別人の人や、偽装IDを立ててくる2ch住人について
89年の歴史的事件について。今みてもやっぱ感動的だと思う。自分も知識少ないですが、やっぱ幸せな事は忘れない方が良い、って事でリンク
ベルリンの壁がなくなった時には泣いたし、自分はドイツって国は好きなので、ナチスのコスプレには反対しています。基礎知識って事で一応。
自分を叩いている人物の一人が立てたらしき偽サイト(コピーサイト)。僕のMO-Cuteサイトを僕のヤフーIDの偽装IDを取り無断コピーしたもの。URL部分伏字にしてます。見ないように注意ですが一応
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2chについてのサイト。プロ固定については第7章を参照
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過去どこかにあったプロ固定告発ページのコピーの一つ。別のコピーページにリンクしなおしました。
自分も2ch系集団ネットストーカー連中に狙われてるので一応。特に’被害者の仕業に偽装した行為を周囲やネットで行い、被害者を精神病者に仕立て上げる’手口はあたってるなぁと思った。先端的社会問題サイト。必読。
2001年8月時点での、(株)アスキー特別顧問西氏によるオフ会についての記事。2chの専業煽り屋(おそらくプロ固定の事)の危険性を警告しています。
某反2ちゃんねるブログ。かなり正しい事書いてると思うので、勉強になってます。ブログ左側の反2ch系リンクは必見
プロ固定たちの会議室というタイトルなのだが、本物か偽物かは不明。netabbsに立てられていた。一時googleキャッシュも消えてたんだけど何故か今復活中。あと、愛国義塾HP掲示板に書きこんでる偽dexiosuに注意。自分はあそこに書きこんだ事は無いです。