会場には、福祉ボランティア体験コーナーや模擬店などが立ち並び、大勢の市民で賑わいました。倉敷ボランティア協会による車イス体験では、参加者が段差やでこぼこ道で車イスを押し、車イスの正しい使い方を学んでいました。また、倉敷市手話サークル連絡協議会のテントでは、会員らが訪れた人に簡単な手話の挨拶を指導していました。このほか、栄養改善協議会のメンバーによる健康コーナーでは、国が進める食事バランスガイドを使っての食生活相談が行われました。食事バランスガイドは1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安を分かりやすくイラストで示したもので、栄養改善委員も普及に力を入れているということです。このほか、野菜がたっぷり入って塩分控えめの「団子汁」やおからで作ったクッキー1,000個を訪れた人に配布しました。「いきいきふれあいフェスティバル」は障害者と健常者が互いに尊重しあえる街づくりを進めるために開催されており、今年で14回目です。
昭和中学校が創立50周年を迎えた1997年。この年に行われた文化祭で全校生徒、教職員148人が10年後の自分へ宛てた手紙を書き、タイムカプセルに保管し、10年後に開くことを約束しました。そして10年後の今年、開封式には当時の生徒会長だった竹内望さんをはじめ、教員や生徒およそ50人が集まりました。懐かしい顔と再開しながらタイムカプセルを開け、自分に宛てた手紙を受け取り、恐る恐る開封しながら読んでいました。集まった当時の生徒たちは、恥ずかしそうに10年前をふり返りながら思い出話しに花を咲かせていました。
児島武道館には4歳から66歳までの道場生140人が集まりました。古流空手道は突き・蹴り・投げなどを含む実践型のスタイルで、沖縄で発祥した空手の伝統を今に受け継いでいます。岡山支部長の北畠光男さんは、気息法と呼ばれる独特の呼吸法の稽古を通して道場生らの心身を鍛えています。最近では、健康増進や運動不足の解消のため、女性や高齢者の道場生も増えているということです。記念演舞では幼児らが胴衣に身を包み、普段から稽古を重ねてきた中段突きや回し蹴りなどの形を披露していました。北畠さんは古流空手岡山支部の目指すスタイルは「文武両道」と話しており、空手の稽古を通して忍耐強さや礼節を重んじる心などを身につけて欲しいとしています。