■損をしていない仕掛け人
ブラックマンデー再現の空気ですよと
ニューヨークを受けて囁かれていますが、
NYダウ急落、366ドル安・今年3番目の下げ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071020AT2M2000O20102007.html
(日経)
回復力失った日本株、ブラックマンデー20年…綱渡り強いられる金融政策
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200710190041a.nwc
(Fuji Sankei Busines EYE)
日本の日経平均株価は翌20日に2万5746円から2万1910円へと14・6%急落した。20年後の18日の終値は1万7106円。暴落時の水準すら取り戻せていないのが実情で、サブプライムショックの最中にダウ工業株30種平均が1万4000ドル台の史上最高値を更新した米国とは大きく明暗を分けている。
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はまぁ時差として^^
さらに、サブプライムローンは細かく証券化された上で多くの金融商品に組み込まれ、リスクが世界中にばらまかれた。金融技術の進化を背景に、当時とは比べものにならないほど市場は複雑化している。
欧米の金融機関で次々に損失が発覚するなか、市場参加者は「疑心暗鬼」に陥り、リスクに過剰反応し、資金が循環しなくなる「信用収縮」を招いた。世界の金融当局は、「リスクがどこにあるのかわからない」という新しいリスクに直面し、対処法を見いだせないでいる。
ブラックマンデーは、西ドイツが米国の反対を押し切り金融引き締めを強行、協調体制の足並みの乱れが、ドル暴落の懸念を招き、引き金を引いたといわれている。
今回も、金融緩和へとかじを切った米国に対し、日欧は引き締めを模索しており、「協調体制の乱れ」を懸念する声は根強い。金融当局は当時と同じように綱渡りの政策運営を迫られている。
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そうでしょうか。
サブプライム問題を含む、不動産関連ファンドの問題については
すでに以上水域であると言われ出したのは一年近く前。
国際金融グループ中核が
「サブプライム関連で数百億の損失を出した」
とか言われても
本当かね?・・・と思います。
別口であまりあるカバーを成し得てたりして。
それほど時間はたっぷりあった。
バブル学
ケビン・ハセット
アメリカン・エンタープライズ・インスティチュート上級研究員
(日本経済新聞社)
P36~
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エントレメッド社はアンジオスタティンとエンドスタティンという二つの薬を開発中の新興バイオテクノロジー企業であった。1997年11月にネイチャー誌に載った論文は、血管新生(腫瘍自己増殖過程)を止める効果を持つこれら二つの薬こそ、長い間待ち望まれていたガンの特効薬かもしれないと述べた。
ガンの治療法を発見したのならば、エントレメッド社は莫大な売り上げを得る。しかし、今までもにも実験は成功、実用では期待はずれの治療薬候補が本にまとめられるぐらい大量に出ては消えていったのである。
エントレメッド社の株価は$11から$15へと上昇した。これはまあまあの上昇であっても、決して異常なものではない。
異常なのはその次に起こったことだ。
1998年5月3日日曜日に、ニューヨーク・タイムズは一面でエントレメッド社の得た実験結果を報じた。先の論文を知っている事情通にはニューヨーク・タイムズの記事は何ら目新しい話ではなかった。ただ、この記事は一般大衆にエントレメッド社の薬の可能性を紹介したのだ。一般大衆の反応は熱狂的という言葉さえ控え目に見えるほどだった。ガンの特効薬を発見したかもしれないこの会社の株を誰もが欲しがった。
ニューヨーク・タイムズの記事が出る直前の金曜日、エントレメッド社の株価は12ドルだった。月曜日の寄り付きは85ドルをつけ、その後も熱狂的な買い注文はとどまるところを知らなかった。ナスダック・バイテク株指数もこの日7.5%の上昇を示した。
数ヶ月経って悪いニュースが発表された。
1998年11月12日、ウォールストリート・ジャーナルは、他の実験者が追試を行ったところ、エントレメッド社の発表した通りにならなかったと報じた。株価はその日のうちに32ドルまで急落したが、依然として5月1日の水準を上回っていた。
こうした現象は、株価の変動が合理的な根拠に基づいて発生すると信じる人々に厳しい現実を与えた。
ニューヨーク・タイムズの記事が、それ以前に発表されたネイチャーの記事にある種の信憑性を与え、その信憑性こそが株価上昇の根拠だったのかもしれない。
しかし、そんな事で他のバイオテクノロジー銘柄の価格までが上昇するだろうか。ガンの特効薬を研究している他の会社の株価が上昇したのは、いったいなぜだろうか。エントレメッド社が成功したなら、他の会社の薬は無駄になるのではないだろうか。
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まぁ、全然関係ないじゃんと言わないでください^^
行動ファイナンス傾倒を除外しても
(アメリカン・エンタープライズ・インスティチュートというこてこてを除外しても)
直接、個々の投資行動に某か行動きっかけを与えるのは、
実にくだらんとっかかりです。
で何度もあれですが
複雑化して混乱?
不動産関連ファンドの恣意的局地的マーケットの吊り上げと
その崩壊プロセスというのは、昨年の早い時期から言われていて
サブプライム問題はその一種として遡上に挙がっていて
それでいて、市場をさらに膨らましていましたが
あれはなんでしょう。
親中反中親米反米って煽りだした風潮と関係ありそうです。
で今日も残業です(TT)
■無題
いつも楽しく読ませて頂いてますo(^-^)o
これからも宜しくお願いしますm(_ _ )m