V-1 グランプリ 決勝大会 [diary]
8月10日、高校生ヴォーカリストコンテスト「V-1 グランプリ」決勝大会
@東放ミュージックカレッジの、審査委員長を務めさせていただきました。
V-1 グランプリは、東放ミュージックカレッジさん主催、月刊歌謡曲さん
共催の、ボーカルコンテスト。決勝大会の昨日は、予選を突破した高校
生ヴォーカリストたちが、全国から22人出場。
かなりレベルの高かった「激戦」を制したのは、新潟からエントリーの
高校2年生、湯浅満(ゆあさみちる)さん。
ピアノを習っていて、現在部活でトランペット、学校以外でオペラを歌って
いるという「音楽三昧」な湯浅さん。音楽的な素養が、飛び抜けて高い。
準グランプリは、鈴木康太(すずきこうた)くん、高校3年生。
厳しい受験勉強の中のエントリー。音楽が、受験の邪魔にならないよう、
大学受験成功とともに祈っております。
出場22人全体の、技術的な格差は、大きくはありません。決勝大会に
ふさわしい、レベルの高い、見応え・聞き応えのあるコンテストでした。
そんな混戦の中、アタマひとつ抜けて、上位に入賞した高校生に共通
していたコトは、日頃から音楽に接している時間が長い、でした。
ご家庭や学校の事情などがあるだろーから、音楽ばかり・・・の時間の
使い方は、今の高校生にとっては、なかなか難しいよねぇ。ましてや
受験をひかえた3年生にもなると、なおさら時間がない。
受験を「悪いモノ」だと思ったコトはないんだけど、10代後半の、感性が
磨かれるこの時期に、勉強しかしていないってのは、あんまりイイこと
ではないんぢゃないでしょうか。世界レベルで通用する人材を育むのに
受験が機能している分野と、機能していない、邪魔になっている分野が
あるんではないか、と感じました。
湯浅さんや鈴木くんの実力は、世界に充分通用する高いレベル。
日本の音楽業界が、今最も大切にしなくちゃいけない「金の卵」。
正しい指導で、世界への挑戦を手助けしてあげたいなぁって思い
ました。
>V-1 グランプリ・エントリーの皆さま
お疲れさまでした。高い次元での戦いでした。
これからも、ますます歌に磨きをかけて、音楽の夢を達成できるよう
がんばってください。またお会いできる日を楽しみにしております。
それにしても、みんな歌が上手かった。
CLUBFOLKは、少し見習わないとだな。
若さが不足しちゃってるけどね、若干・・・。
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