小諸市の宗教法人「紀元会」への強制捜査以来、初めての週末となった20日、教団本部や大和神社には朝早くから大勢の信者、会員が訪れた。
本部入り口は鉄の門扉が閉められていたが、「群馬」「静岡」「浜松」「水戸」「熊谷」など他県ナンバーの車や、参拝者が出入りするたびに、警備の職員が門を開閉。会員たちは本部建物に入ったり、本部わきの神社に赴き深々と頭をたれていた。
施設から出てきた3人連れの小学生は、「学校が休みの時はいつも参拝に来ます」といい、事件のことについて「新聞やテレビで言っていることは全部デタラメで、うそです。ここは素晴らしい神社です。ここに来る人は皆、あいさつしてくれるし、暴力を振るうような団体ではありません」と話した。
市内の親せきと一緒に施設を見に来たという名古屋市の一家は「警備の人がいっぱいで少し不気味だった」と長居をせず引き返した。
毎日新聞 2007年10月21日