大学病院 医療事故を公表へ
全国に80ある大学病院の病院長や医学部長で作る「全国医学部長病院長会議」の専門委員会は、医療事故を公表する際の基準を示した指針をまとめ、すべての大学病院で取り組むことになりました。それによりますと、病院側の過失で患者が死亡したり、重い後遺症が残ったりした場合は、速やかに記者会見を開くか、ホームページに載せるかして公表するよう求めています。また、▽後遺症が重くない場合は原因を調査をしたうえでホームページで公表し、▽病院側に過失がなかったり、患者に被害が及ばなかったりした場合でも、医師や看護師が「ヒヤリ」とか「ハット」した事例については、各病院の基準に基づいてホームページで公表するよう求めています。いずれの場合も、どのような改善策をとったかを公表し、再発の防止につなげていく考えです。指針をまとめた専門委員会は「患者のプライバシーには十分配慮するが、プライバシーを理由に公表を拒むことは許されない。患者や家族にきちんと説明したうえで公表していきたい」と話しています。 |
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