■Summary■ 「馬なり1ハロン劇場」の作品紹介です
About "Umanari 1Furlong Theater"
馬なり1ハロン劇場紹介
About "Umanari 1Furlong Theater"
馬なり1ハロン劇場について

 馬なり1ハロン劇場(シアター)は、競馬ファンなら知らない人はいない(?)という、世界初(??)の "競馬キャラクターマンガ"です。
 著者はよしだみほ先生で、 当初は週間競馬報知(後にFanfareと改称)に連載されていたのですが、休刊に伴って週間アクション(双葉社)に移動しました。そして2003年10月、週間アクションの休刊に伴い、双葉社Webマガジンに移動しています。
  馬をかわいらしくデフォルメした絵と、馬それぞれのキャラクターが人気となっており、連載開始から10年以上も続いている作品です。
  単行本は現在までに18巻まで(2003年7月現在)が双葉社のアクションコミックスより発行されている他、単行本以外にもエッセイや短編集などの本も数多く出されています。また他にもゲーム(パソコン版やPlay Station版)やトレーディングカードなど関係グッズも多く出されています。

Charactors & Stories
キャラクター&定番ストーリー
"馬なり"に出てくる主なキャラクターとファンの間では定番となっている話を紹介します。
キャラクター(実際の馬がモデルのもの)
オグリキャップ 実際には"アイドルホース"として有名だが、このマンガではそんな面影は微塵もないような、わがままで目立ちたがりの性格になっている。序盤はたくさん登場した。
シンボリルドルフ 7冠馬。気取り屋で、自分が馬のくせに馬車に乗っていたり、高そうなコーヒーカップを使っていたりする。
トウカイテイオー ルドルフの息子。父親とは違って好青年に描かれている。作者のお気に入り。
タイキシャトル ご存知フランスG1馬。とにかくまじめな好青年。
シーキングザパール こちらもフランスG1馬だが、3歳時の逸走などから、わがまま娘・元暴走族(?)などと描かれている。
キャラクター(オリジナル)
誘導馬仮面 競馬場の悪を裁いたり、問題提起をしたりする熱血漢。普段は競馬場で誘導馬をしているらしい。好物は青汁。
ターフデビル 競馬に冠するあらゆる悪をつかさどる(?)東京競馬場の大けやきに住んでおり、人間とオグリキャップにはその姿が見えない。
ウエイトレス 栗東トレセンにある馬だけが入ることのできるカフェテラスのウエイトレス。芦毛の牝馬にしかなることのできない、非常に狭き難関。カフェテラスでは何でも出してくれる。また、美浦にも開店した。
(株)北味の秘書 後述の商社シリーズで(株)北味社長(ノーザンテースト)に仕える秘書。非常に仕事熱心でかつ社長を慕っている。作者のお気に入りキャラ。
定番シリーズ
ヘリオス・ルビー恋物語 このマンガを一躍有名にした超人気シリーズ。ダイタクヘリオスとダイイチルビーの恋模様は?PART1〜3、番外編1,2まで出た。またヘリオスの息子ヤマトとメジロダーリングとの恋物語も。
何でもアリま記念 毎年年末に有馬記念と平行して行われる、何でもありのレース。参加も現役馬、引退馬、亡くなった馬、騎手など誰でも出走OK。
ブロコレ倶楽部 3着をこよなく愛するユーモリスト集団としてナイスネイチャ、ロイスアンドロイス、ホッカイルソーの3頭で結成。その後メジロブライト、ステイゴールド、クロックワーク、テイエムオペラオー、ウイングアロー、ナリタトップロード、トゥザヴィクトリー、ローズバドが入会。
商社シリーズ (株)北味(ノーザンテースト社長)を中心に描いた商社モノ。東商(株)(トウショウボーイ社長)や日静社(サンデーサイレンス社長)などとのビジネスマン物語。
About Mrs.Miho Yoshida
よしだみほ先生ついて

"馬なり"作者のよしだみほ先生について

 1961年東京都生まれ。馬に興味を持つきっかけは舞台演劇「エクウス」。89年に「それいけ岡部くん!」で競馬マンガかとしてデビューを飾る。著書は馬なり1ハロン劇場のほかにも、「馬ほどステキな役者はいない」 「すべての馬に乗れ!」「私設現代名馬館」「思いこみ「馬キャラ」分析」など。シンボリルドルフ、トウカイテイオー、 岡部騎手が好き。趣味は演劇・ミュージカルの鑑賞で、特に滝田栄さん、鹿賀丈史さん、ミュージカル「レ・ミゼラブル」がお気に入り。「レ・ミゼラブル」の公演中は劇場へほぼ毎日通うのだとか。