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講談社、出版巡り調査委設置・調書漏えいで

 奈良県の医師宅放火殺人の供述調書漏えい事件で、少年院送致となった少年を鑑定した精神科医が奈良地検に逮捕されたことを受け、調書を引用した書籍の出版元の講談社(東京)は20日までに、第三者らによる調査委員会を設置し、出版の経緯などについて検証する方針を明らかにした。

 講談社のホームページで一連の経緯を明らかにしているほか、22日発売の「週刊現代」誌上でも説明する。

 同社が今年5月に出版した「僕はパパを殺すことに決めた」をめぐっては、少年を鑑定した精神科医(49)が著者のフリージャーナリストに調書などを見せたとして秘密漏示容疑で逮捕された。

 講談社は、同書の出版について「(事件の)真相を明らかにすることが目的で、調書の入手は正当な取材行為」と主張。少年の人権や情報源秘匿の原則などに照らし、書籍出版の経緯に問題がなかったかどうかなどについて「調査委員会の検証結果を公表するとともに、今後の出版活動に生かしたい」としている。〔共同〕(23:00)

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