民主、社民、国民新の衆参院の超党派議員で構成する「格差是正に取り組む議員有志の会」のメンバーが19日、糸魚川市を訪れ、閉院になった糸魚川医療生協「姫川病院」などを視察した。
政府の地域医療制度の問題点を現地で探るのが狙いで、今年9月の島根県についで2回目。民主党の近藤昭一衆院議員、社民党の保坂展人衆院議員、国民新党の亀井亜紀子参院議員ら7人が訪れた。
一行は姫川病院を訪問し、同施設を借りて診療所「ひめかわ美野クリニック」を開院した美野善紀院長と面談。スタッフ10人で1カ月あたり約1500人を診療する一方、リハビリ施設の開設も構想している美野院長は「政府の関係者に田舎のお年寄りの姿を見てもらえたら、どんな地域医療が必要なのかわかるはずだ」と語った。【萩原滋樹】
毎日新聞 2007年10月20日